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原大智、966日ぶりの味スタで深々と頭を下げた瞬間の想い。「最後は東京で……」【2023 J1第23節 FC東京vs.京都】

 

ディエゴ オリヴェイラと旧交を温める原大智。Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 2021年1月4日のルヴァンカップ決勝に4-3-3の右ウイングとして出場し、タイトル獲得を置き土産にFC東京から欧州へと旅立った原大智。コロナ禍のさなかだった2021年2月、オンライン会見で慌ただしくクロアチアのNKイストラ1961への報告をおこなった。その原が2023年8月12日、対戦相手である京都サンガF.C.の一員として味の素スタジアムのピッチを踏んだ。
 
 ルヴァン決勝の会場は国立競技場だったので、味の素スタジアムへとやってくるのは2020年12月19日のJ1最終節ヴィッセル神戸戦以来になる。感染が拡大する新型コロナウイルスへの対策で出入国に一定の時間を要する環境でのACLへの出場、ルヴァンカップ決勝の延期と、クラブが揺れ動くなかで迎えたJ1ラストの味スタでの2試合は東京が2連勝。原は若手主体の第33節サンフレッチェ広島戦では先発フル出場を果たし、レギュラーメンバーが大半を占めた第34節神戸戦では後半25分から途中出場。その年のリーグ戦最後のタイムアップの笛をピッチ上で聞いていた。
 
◆徹さんのいる京都へ
 

白井康介の14番を受け継いだ。Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 約2年8カ月ぶりの味スタ。7月に京都へと移籍加入した原は、東京へとやってきた白井康介との入れ替わりで登録され、背番号も白井の14を継承。8月6日のJ1第23節柏レイソル戦からベンチ入りを果たし、12日の東京戦がJ復帰2戦目だった。後半17分から出場したがシュートはなく、スコアも動かないまま試合終了の瞬間を迎えた。
 
 試合後、ピーター クラモフスキー監督が挨拶を終え、投げキッスをしながら引き上げていくとの入れ替わるように、東京側ゴール裏へと向かう原の姿があった。彼は長身を折り曲げるように深々と頭を下げると、その空気を噛みしめるように、なかなか姿勢を変えなかった。
 

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