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原川力、加入間もない紅白戦でピッチを支配。「メンタル的にも攻撃的な姿勢で入れる」【中断期間レポート】

 

撮影:後藤勝


 7月26日の全体練習では最後に紅白戦を実施。フルコートよりも前後がやや狭めに設定されたサイズでのゲームだったが、ここで東慶悟がトップ下、原川力がボランチに入ったチームがボールを支配、主力組を相手に東が1ゴール、原川が2ゴールを決めて圧倒した。練習とはいえ、支配力の高さとフィニッシュへの思い切りのよさには驚かされるばかりだった。
 
 直近の天皇杯4回戦ロアッソ熊本戦とJ1再開試合のセレッソ大阪戦には出場出来ない原川と、スーパーサブ的に状況によってサイドハーフかトップ下で起用される東。ボール扱いを特長とするふたりが同居した偶然によってボール保持に長けたチームが出現する可能性が突如として拓けたことは悪いことではない。まだ衣服も家財道具も揃わず、日々足りないものが出てくる度に少しずつ買い揃えているという原川に、紅白戦の感触を中心に訊ねた。
 
◆(東慶悟とは)お互いを見ながらやれていた
 

撮影:後藤勝


 控え組のほうが強いのは紅白戦あるあるじゃないですか──と言う原川に、さらに深掘りして自身の感触について訊いてみた。この26日の原川はドイスボランチの一角に入り、前ばかり見ているわけではなくきちんと後方も見ながら、それでいてまずミドルシュートで1点目。そして二列目から前に出て行ってそのタテへの勢いを失わないまま自信を持ってなんなく振り抜く感じで2点目と、広いエリアにまたがって躍動し、得点に絡んでいた。

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