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安間東京、完勝。新体制につなぐ魂のフットボールでルヴァンカップグループステージ突破決定【2023 YLC Eグループ最終第6節 京都vs.FC東京】

 

祝福の水をかけられた安間貴義ヘッドコーチ。


 FC東京は6月18日、サンガスタジアム by KYOCERAでルヴァンカップEグループ最終節に臨み、ホームから見て1-3のスコアで勝利を収めた。勝点10に達した東京はガンバとの対戦成績の関係でグループ2位となったが、勝点が2位5チーム中の上位3位となったため、プライムステージ進出を決めた。
 

安間東京コールでチームを讃えたゴール裏。


 この1試合のみ暫定で指揮を執る安間貴義ヘッドコーチが採用した戦い方は、2021シーズンのFC岐阜を立ち上げた当初のストーミング型の戦術に近いものだった。早めにボールを前に入れ、そこから動かしていく。相手守備陣に強いプレッシャーをかけて圧潰させるようにボールを獲りゴールを奪った3点目、あるいは野澤零温に前からの守備を徹底させつつ背後を衝かせようとする辺りに、以前の監督経験がにじんでいた。
 
 タテに速いサッカーではあるが、次期監督のピーター クラモフスキー監督の影響を受けたわけではない。現在のチーム事情に照らし合わせて採った戦術だった。
 
◆いい意味で変われた
 

ゴールを喜ぶ安間ヘッドコーチ。


 4-2-3-1のフォーメーションとすばやくボールを前に入れてから動かしていく戦い方で臨むプランを決めた理由は──と訊ねると、安間ヘッドコーチはこう答えた。
 

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