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野澤大志ブランドン、ポジション奪取に向けた第一歩【2023 YLC Eグループ最終第6節 京都vs.FC東京】

 

ゴール裏に「シャー」で応える野澤大志ブランドン。Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 
 グループ突破がかかったルヴァンカップEグループ最終節前、野澤大志ブランドンは「一歩ずつではありますが成長と変化を感じています」と言っていた。長谷川健太監督時代のFC東京を出ていわてグルージャ盛岡で成長し、戻ってきたこの東京で、さらに経験を積む場はルヴァンカップのみ。全選手中ただひとり、Eグループ6試合のすべてに出場し、糧としてきた。
 
◆最後、気合が入りすぎちゃって……
 
 その6試合のなかで今回はもっとも特殊なシチュエーションとなった。指揮官が交代し、しかも新しい監督ではなく安間貴義ヘッドコーチが暫定で指揮を執る。準備期間は4日間。そしてグループ突破のために勝利が義務付けられている。フィールドプレーヤーはリーグ戦に出場しているメンバーたち。カップ戦メンバーではない選手たちとの関係を構築しながら、京都サンガF.C.戦勝利に向けて設定される戦い方を習得していく。その結果は試合にどう反映されたのか。
 

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