渡辺剛「マコ(岡崎慎)とも、試合前に泥臭さを出していこうと話をしていた」【ルヴァンカップGS第3節第3報】
FC東京U-15深川で育ったふたりが秩父宮ラグビー場で光っていた。
後半39分に決勝点が入るまでの長い時間、スコアこそ0-0であるものの、FC東京の選手たちは、常に攻守一体といった感じでサガン鳥栖の面々に襲いかかっていた。ボールを奪えば積極的に相手陣内に押し込みゴール前まで進入し、相手ボールになればそれを激しく奪い返した。この迫力ある動きに、センターバックの渡辺剛とボランチの岡崎慎は一体化していた。技術を見せることよりも戦うことが優先されそうなシチュエーション。ゴツゴツとからだの当たる音が聞こえてきそうな肉弾戦は、雨のせいでより強調され、ラグビー場というロケーションのせいもあって日本ではないような雰囲気すらあった。
◆泥臭さを出す
この印象は当のプレーヤーも抱いていたようだ。岡崎とともに、スピーディな守備でよくがんばった――と水を向けると、渡辺はこう答えた。
「いまトップが調子いいなかで、そこに食い込んでいかないといけない。マコ(岡崎慎)もそうですけど、自分もFC東京(アカデミー)は深川だったので、
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