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J1通算300試合出場の森重真人、打倒神戸に向けて不変の姿勢を強調【J1第20節Preview】

 先日のJ1第19節でJ1通算300試合出場を達成した森重真人が、次なる一歩、あす8月5日に開催される第20節vs.ヴィッセル神戸戦に向けて不動の心構えを示した。
「イニエスタは誰もがやってみたい世界的なプレーヤー。(再来日が試合当日の5日となり、対戦できなくなったことが)ラッキーだったのか(苦笑)。でも、誰が相手であろうと、どこが相手であろうと、前の試合でできなかったことを反省し、次の試合に活かすということは変わらない。いまは自分たちのいいサイクルに入っていると思います」

 いいサイクル――少し噛み砕けば、チーム立ち上げ以来半年間の取り組み、中断期間の取り組み、そしてV・ファーレン長崎に敗れたことへの反省が、そうさせているということになるだろう。
 方向性がはっきりしている“ケンタ東京”。中断期間に於いてもやることを変えずに質を高めるのだと、長谷川健太監督は何度も口にしてきた。ブレない、その結果を、森重は「試合をするごとに、自分たちが何をすれば勝てるのか、何をしないといけないのかは、半年やって見えてきている」と表現している。

 中断期間に実践したことは攻守のどちらかと言えば攻撃のブラッシュアップ。もちろん、守備と攻撃は連動しているので、目玉であるアグレッシヴな守備と攻守のすばやい切り換えはついてくるが、問題はそこではない。長谷川監督も「特に目新しいことはやっていない」と言っている。
 肝要なのは調整、過ごし方だった。長谷川監督は次のように説いた。
「4年前、2014年(ガンバ大阪)の過ごし方を確認して、フィジカルコーチなどスタッフと相談しながら中断期間のメニューを組みました。その年(2014年)は前半戦がよくなくて後半戦から(勝ちだした)、という感じだったので、どういうかたちでチームを持っていくか、ひとつの指標になったな、と」

 2014年5月17日。味の素スタジアムで開催されたJ1第14節に臨んだガンバ大阪は、ホームのFC東京を相手に3-0の黒星を喫した。そして中断期間明け7月19日の第15節vs.ヴァンフォーレ甲府戦から15勝2敗3分のハイペースで勝点を重ね、

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