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川崎を分析し尽くしたケンタ東京、いつものペース+セットプレーで多摩川クラシコに完勝【J1第13節第1報】

5月5日、FC東京は等々力陸上競技場でJ1第13節「多摩川クラシコ」に臨み、0-2でホームの川崎フロンターレに勝利。勝点を26に伸ばして2位を維持した。FC東京のJ1通算800ゴールかつ個人としては今シーズン初ゴールとなる橋本拳人の先制弾、そして森重真人のダメ押し弾、ともに太田宏介のフリーキックによるもの。長谷川健太監督はセットプレー成功の秘訣を問われ「太田(宏介)を使いました」と胸を張った。
前後半の開始後約10分と試合終了近くの「ブーストタイム」に全力を集中して相手を圧倒するいつもの試合運びでペースを握り、分析を活かしたセットプレーで2得点。恒常的なチームづくりと直前の対策がハマり、完勝した。
長谷川監督は「『こういうクラシコ、ダービーと呼ばれるゲームはセットプレーがポイントになる』という話をして、選手たちは集中して点を獲ってくれた」とも。そのひとり、「こどもの日」の記念弾を決めた橋本は「子どもの頃の憧れは石川直宏CC」と名を挙げ“アイドル”と同じ18番をつけての初ゴールに喜びを弾ませた。
前からプレッシャーをかけられない時間帯は4-4のブロックで川崎の攻撃を完封。中村憲剛が登場し、攻め方が変わったセカンドハーフの開始直後こそ苦戦したが、丸山祐市らが声をかけ合いながら修正して以後はチャンスをつくらせなかった。

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「8割はキックの精度と言われますが、ここのところ精度がいまひとつだった(ので、太田を起用した)。川崎の9失点のうち6失点がセットプレーということもわかっていましたし、

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