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【有料記事】Preview◆互いに浮上をかけた一戦。東京は得意のNACK5で7試合ぶりの白星を狙う~髙萩洋次郎、大久保嘉人に訊く(2017/08/08)

以下、すべて8月7日に撮影。石川直宏と東慶悟。

3-1-4-2で前線の人数が増えていることに手応えを感じつつも「精度を高めないと」と、大久保嘉人。

練習参加中の久保建英と傷が癒えてきたチャン ヒョンス。ミニゲームにて。

7日、ゴールキーパー陣は、ゴール幅で左右に振られた状況で逆の端へとステップを踏みパンチングやキャッチングで対応する練習を実施した。細部を追求するゴールキーパーチームの姿勢は相変わらず。

FC東京はあす8月9日、NACK5スタジアム大宮でJ1第21節に臨み、大宮アルディージャと対戦する。
リーグ戦でここ6試合勝利を挙げていない東京は相性のいいNACK5で大宮を下し、7試合ぶりに勝点3を手にしたい。

過去5シーズンのNACK5でのJ1に於ける対戦成績は、大宮がJ2に降格していた2015年を除き4戦、東京から見て3勝1敗。東京がJ1に復帰した2012年は開幕戦で大宮と激突。ゼロックススーパーカップ、ACLの疲労を引きずってのリーグ初戦となったが、権田修一が好守を連発して完封勝利を収めた。2013年は9月28日の第27節で対戦し、ルーカスのハットトリックもあって大勝(大宮2-5東京)。同年は11月16日に天皇杯4回戦でもNACK5で戦い東京が圧勝している(大宮0-3東京)。2014年は10月18日の第28節で対戦、15本のシュートを記録したもののシュート3本の大宮に無得点で敗れた(大宮1-0東京)。2015年は対戦がなく、2016年は11月3日のセカンドステージ最終節での顔合わせとなり、当時ACL出場権獲得の一歩手前まで行っていた大宮を東京が得意のハイプレッシャーで圧倒する展開で勝利を収めている(大宮0-1東京)。
第19節で最下位のアルビレックス新潟と引き分け、勝点3を逃した東京にとっては、現在16位の大宮を相手に“取りこぼし”は許されない状況。以前から課題となっている複数得点を挙げられるか否かが焦点となる。

第19節で“ポドルスキ禍”に見舞われ3-1でヴィッセル神戸に敗れた大宮は、その試合で採用していた4-1-4-1(4-1-2-3)から、次の第20節では5バックと4バックの併用にシステムを変更して浦和レッズとのさいたまダービーに臨み、2-2の引き分けで連敗を免れた。3-4-2-1の浦和、3-1-4-2の東京と3バックのチームとの対戦がつづくだけに、大宮は前節の布陣を採用してくる可能性もあるが、複数の戦術から一試合ごとに最適化している印象もあり、的を絞りにくい。

ただどのようなマッチアップとなるにしろ、いまは自分たちのサッカーを押し通すのみだ。
髙萩洋次郎は言う。
「いずれにしても、

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