【有料記事／ルヴァン初戦前日レポート第3弾】アグレッシヴな守備と攻撃でペースを掴む！篠田善之監督、東慶悟、徳永悠平、中島翔哉（2017/03/15）

2017年03月15日 13時24分　
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昨年からFC東京に在籍している選手はおそらく、篠田善之監督に近い想定で次の試合について語ることができる。篠田体制の初戦となった昨年のJ1セカンドステージ第6節vs.アルビレックス新潟戦以降、トップ下からのハードワークで東京のスタイルを体現しつづけてきた東慶悟も、スポークスマンとして言葉を紡ぎ出すことができるひとりだ。彼は本日15日に開催されるルヴァンカップグループステージ第1節vs.ベガルタ仙台戦の行方を次のように予想した。
「いい守備から、切り換え、ボールに行くところ、走ること、そこはリセットしてもう一度やれるようにしたい。相手はガンバ大阪と同じ3枚。しっかりと見極めたい。仙台はアグレッシヴ。戦うところはぼくたちのストロングでもあるし、そこで負けるとガンバのような試合になる」
J1第1節から第3節まで先発していなかった選手、ベンチ外だった選手のメンバー入りが見込まれるこの試合で東自身が出場するかどうかはわからないが、彼の想定は確かだろう。篠田善之監督も「仙台は新たにことし3バックでやっているし、まとまったいいチームであることはまちがいないので、それを受けるのではなく、われわれ自身がアタックできるように、攻守にトライしたいと思っています。相手が3バックでもさほどストレスはない。もちろん、ちょっと早めにスライドをしないといけないとか、いろいろなことがあると思いますが、それはトレーニングでしっかりできていると思います」と言っている。
昨年の東京は前からプレッシャーをかけて主導権を握るサッカーをしていたが、今シーズンは引いて耐える時間帯が長い。それ自体が悪いわけではないが、あまりにも前に出ていけないと相手に許容限度以上のチャンスを与え、自分たちの得点機を生み出しにくい状況になる。前がかりになり、ペースを掌握することも必要だ。

そして東が「ここ何試合か出ていない選手がいいプレーをしたり結果を残すことで刺激になり、いいチームになっていくと思う」と言い、徳永悠平が「ぼくだけじゃなくてベンチにいる選手もそうだし、ベンチ外の選手もチャンスをもらえると思う。もちろん、そこでいいパフォーマンスを見せれば、またいい競争ができると思うし、そうやってチームが競争できるような状況をつくることができるように、自分もがんばっていきたいですね」と言うとおり、力をたくわえている選手のはやる気持ちが勢いを生み、チームを前に前にと押し出すだろう。たとえば前田遼一は「前で起点になったり、攻守に於いて仕事をしたい」と控えめだが、仮に1トップで先発したとして、そのときターゲットとして、ポストとしての仕事ができれば、チームのめざす戦いを実現する役に立てる。右サイドバックで出場の可能性がある徳永に「クロスをシンプルに送る場面もあるか？」と訊ねても、「前に入る選手にもよると思うんですけど、（前田）遼一さんが入ったらクロスで力を発揮する選手だと思うので、そこは意識して。早いタイミングで上げるのもそうですし、とにかくそこに合わせられるように、

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