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【有料記事】レポート◆やるならハ デソン! 熟知する全北の攻略法をハビ激白、城福浩監督のプランを支える頭脳となるか【本文3,437文字】(2016/02/20)

20日、FC東京の韓国遠征メンバーは出発前の最終確認となる非公開練習をおこなった。メンバーは21日早朝に日本を出発して韓国に入り、23日夜のACLグループステージ第1戦、対全北現代モータース戦を迎える。

城福浩監督にとっては、チームを率いる立場としては2007年のFIFA U-17ワールドカップ以来の韓国遠征となる。あのときのU-17日本代表でプレーしていた水沼宏太(11番)、米本拓司(13番)、河野広貴(14番)もいまは青赤軍団の一員だ。感慨深さはある。しかし東京で仕事をやってのけるという思いが、その感慨を上回る。
「そうですね、個人的な勉強ではその後も韓国に足を運んでいますけれども、ワールドカップ以来です。(かつての愛弟子といっしょになりますが?)あのときいっしょに戦えたメンバーがいることに運命的なものは感じますけれども、ただ、そんなことよりもとにかく、いまのFC東京のメンバーで頂点をめざすためにどんな取り組みをしていられるのかをお見せできるようなゲームにしたいと思います。もちろん、ああアクションが多くなったね、と言われたいですけれども、そうではない試合でも勝利への執念があるなと、ことしはより結果にこだわってそのなかでアクションを増やそうとしているなと感じられるゲームにできたらいいと思います」

ヴィジョンはぶれない。それでいて、コンディションの調整と戦術の刷り込みは臨機応変。こまめに練習のスケジュールを動かしては、ACL第1戦でピークを迎えられるように仕上げてきた。
「昨日をオフにしてきょうは戦術確認、刺激を与えてからだのコンディションをけがなく上げることができ、よかったと思います」
予定通りの進捗に城福浩監督の表情も穏やかだ。
「(あす21日は早朝の出国だが?)韓国に着いてからが遠いので、朝に移動させてもらえることはありがたい。また、ホテルに前泊させてもらえることも、これが当たり前の環境ではないと痛感しているので、それはほんとうにありがたいですし、万全の準備をしてもらっているからこそ、いい戦いをしたいと思います」
やはりアウエーの洗礼という言うべきか、韓国入りしてから、適切な練習環境を得られる確証はないようだ。しかしこの程度の不利は織り込み済み。あわてず態勢を整えた。

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