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【有料記事】天皇杯準々決勝Preview◆激しいプレスで川崎を封じ込める!青赤軍団の決意(2016/12/23)

圧力をかけて川崎の攻撃を封じる構えの徳永悠平。

圧力をかけて川崎の攻撃を封じる構えの徳永悠平。

守備に重点を置く室屋成。

守備に重点を置く室屋成。

セットプレーにクロスにと、攻撃の鍵を握りそうな水沼宏太。

セットプレーにクロスにと、攻撃の鍵を握りそうな水沼宏太。

FC東京はあす12月24日、川崎フロンターレと戦う天皇杯準々決勝に臨む。リーグ戦終了後のオフが明けて以降、ここまで厳しい練習を重ねてきた東京は、J1屈指の攻撃力を有する川崎を相手に、猛烈なプレッシングで立ち向かう意志を固めたようだ。キャプテンの森重真人は「考える時間を与えないようなプレスのかけ方をしないといけない」と、パスを出す判断の余裕さえ与えないつもりでいる。左サイドバックでの先発が濃厚な徳永悠平も「ウチのやり方でやっていて、できるだけ(大久保嘉人など川崎の攻撃陣に)プレッシャーがかかっている状態にしたい。やっぱり出しどころを抑えないと、どこにでもボールが出てくる。少しでも限定していきたい」と、やはり川崎にまともにパスワークをさせない想定だ。

ただし、そのプレスの網をかいくぐられる、あるいはそもそも網をかけられない時間帯もあるだろう。篠田善之監督は「プレッシングがないと(川崎に)自由にボールを廻されてしまう」と、やはりプレッシングによる川崎封じを唱えつつも「行くときと行かないときと、全員が同じスイッチが入るようにしたい」と、混乱することなく守り方を切り換えることの必要性を示唆した。
右サイドバックの室屋成も同じ見方だ。
「前から行かないと、引いてもやられるだろうし、守るときと前から行くときと、試合の流れを見てチームでうまくコントロールしないといけないと思います。たしかに攻撃が巧いチームですけど自分たちも抑えられる自信があります。ぼくは守備の選手なので、まずは守備で貢献したい」

まずは守ったうえで攻撃があるというのは、前線から2列めにかけての共通認識だった。中島翔哉は「点を獲るだけのプレーはしたくない。攻撃でも守備でもチームに貢献しながら、そのうえでなるべく多く点を獲りたい」と言う。守備から攻撃への切り換え。この局面に特に敏感なのは東慶悟だった。東は言う。
「獲られたらすぐ獲り返す、

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