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【無料記事/天皇杯ラウンド16第1報】青赤軍団、リオ五輪コンビの得点でアマチュア最高峰のHonda FCに逆転辛勝(2016/11/09)

11月9日夜、味の素スタジアムで天皇杯4回戦(ラウンド16、マッチNo.79)がおこなわれ、J1のFC東京が静岡県代表のHonda FCに2-1で勝ち、準々決勝進出を決めた。東京は川崎フロンターレ対浦和レッズの勝者と12月24日に対戦する。会場は未定。

キックオフ直後は東京が支配する時間帯だった。しかし得点がなく、次第にペースはHondaのものに。前半18分、香川大樹のスルーパスに飛び出した久野純弥がきれいに右足シュートを決めてHondaが先制すると、東京は追いつくべくしゃにむに点を獲りに行こうとするが、バランスが崩れ、修正が効かないままハーフタイムを迎えた。
セカンドハーフの東京は的確な修正を施してきた。ボランチの梶山陽平を下げ、右サイドバックで先発していた橋本拳人をボランチへ。左サイドバックの室屋成が右へ移り、小川諒也が左に。この交替によって左でボールを持った際、スムーズに攻め上がりボールを離せるようになってストレスが軽減され、さらに若干傷んだ河野広貴と水沼宏太の位置を入れ替えることで相手の最終ラインを衝く機会が増え、攻撃全体が活性化した。すると後半6分、中島翔哉の撃ったシュートが相手選手に当たって決まり、1-1の同点に。後半13分、河野を林容平に替え、林を中央に、水沼を右にとさらに配置転換した東京は、後半35分、大外を走ってきた室屋が中島のパスを受けてシュート。このリオオリンピック日本代表コンビによる逆転ゴールで東京はスコアを2-1とし、勝利を決めた。失点後に勢いを取り戻していたHondaと東京が後半30分まではほぼ拮抗していたと言っていい状態で、残り15分でどちらが2点めを決めるかで勝敗が分かれる展開だったが、個人の力に優る東京が上回った。

勝つには勝ったが、チームとして攻守に高い練度を見せたHondaに対し、東京は力押しでなんとかした感が否めない。
試合後の篠田善之監督は「Hondaはほんとうにいいチームで、彼らのひたむきなプレーとか、クラブの勝ちたい姿勢に、われわれもあらためて学ばなければいけないと思いました。自分たちのほうが上だからという感じでゲームに入ってはいないですけれども、結果、苦しめられたのは事実で、これを(機に)しっかりと自分たちの何がだめで何がいいのかをはっきりさせて、またトレーニングしたい」と言い、反省しきりだった。

 

 

 

 

 

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