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【有料記事】いよいよリーグ戦終盤。中盤のポジション争いは?~田邉草民、橋本拳人(2016/09/08)

復帰したばかりの丸山祐市はすべてのメニューをこなした。

復帰したばかりの丸山祐市はすべてのメニューをこなした。

ユ インスをマークしている橋本拳人。左には完全合流を果たした石川直宏、右には田邉草民。

ユ インスをマークしている橋本拳人。左には完全合流を果たした石川直宏、右には田邉草民。

オフが明けた9月7日、FC東京は15時30分から練習をおこなった。日本代表から戻った森重真人は早々に帰宅。丸山祐市はすべてのメニューをこなした。また、石川直宏がこの日から完全合流を果たしている。
リーグ戦で2敗していたアビスパ福岡とのルヴァンカップ準々決勝というひとつの節目を過ぎ、10日からいよいよリーグ戦が再開される。上位4強と対戦する前に、今週末に迎える相手は残留争いで死にものぐるいの湘南ベルマーレ。離脱者の復帰で再び層を厚くしつつある東京は、どのように陣容を整えていくのだろうか。

◯激しいゲーム

湘南ベルマーレとの試合まで間がないこともあり、オフ明けにからだを立ち上げる目的も兼ねて、トレーニングの最後にはハーフコートよりもややちいさい設定でのゲーム形式の練習(7対7)を実施した。攻守の切り換えが速い。それどころか、ボールを奪う時点でゴール前でのフィニッシュを狙うための起点になることを意識した獲り方になっていた。球際が激しく、奪ったら可能なかぎりすみやかにゴールへ。相手のウラを衝く意識が高まっていた。
右サイドの室屋成が奪い、中央の前田遼一へ。そしてすばやく左の中島翔哉へと展開し、瞬く間にシュートをゴールに叩き込んだ場面は圧巻だった。ゴールに向かう意欲、ゴールを狙える状況になったときの技術という点では、前田、中島、ユ インスが優れたものを見せていた。
篠田善之監督は言う。
「だいたい(週の前半には)このトレーニングをやっているんですけど、きょうがいままでいちばんよかったと思います。得点を挙げるにはサポートを速くしないといけない。少ないタッチで最後のゲームを全部をやってもらいました。より速くサポートし、より早くシュートの意識を持つことを意識してもらいました」

◯代表組の復帰

篠田監督は、ワールドカップ最終予選二試合を終えて帰京した森重を休ませた。
「モリゲ(森重真人)は疲れがあって。(90分の)ゲームをして戻ってきてすぐには、さすがにトレーニングはできませんから。『早く帰れ』って言って。マッサージして帰りましたよ。マル(丸山祐市)はとても意欲的に――ちょっときついとは思いましたし、フリーマンをやらせようかなと思ったんですけど、

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