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【有料記事】緊急コラム◆忠誠心を持ちえず、選手個々が育てば育つほど卒業し、チームとしては弱くなる、おおいなる矛盾であるFC東京U-23。まともに試合ができる日は来るのか!?(2016/04/15)

賢明な東京ファン、サポーターは既にお気づきだと思うが、FC東京U-23はFC東京トップチーム、特別指定の大学生、2種登録の高校生(FC東京U-18)の寄せ集めで、U-23を本籍とする選手はひとりもいない。これが何を意味するかは、おわかりだろう。
U-23に忠誠心を持つ選手が不在だということだ。チームに対するこだわりがなければチーム力は向上しない。
中島翔哉は前節終了後「負けるのには原因がある」と、冷静に、正しく試合を振り返った。技術、戦術だけでなく、4連敗を喫した原因のひとつに、基本的に選手たちのチームへの帰属意識がないことも挙げられるだろう。

U-23専門の選手は少ない。唯一、FC東京U-18所属の選手で、毎試合U-23のセンターバックを務めている岡崎慎は、U-23への適合性が高い選手と言える。U-18よりもひとつ上のカテゴリーで先発をつづけることが、彼にとっては刺激になっているが、それだけではない。吉本一謙すらトップへと去ってしまう現状で、U-23の最終ラインを守る核としての責任を自覚しているがゆえの張り詰めたテンションが彼をチームに対して誠実にしているのだと思う。しかし彼のようなケースは珍しい。デビューしたての柳貴博ならJ3にもやりがいを感じるだろうが、中島翔哉や幸野志有人にとってモチベーションを上げる場となるかどうかと考えると、おおいに疑問符がつく。

本日15日、FC東京U-18ミッドフィールダー内田宅哉の2種登録発表があった。

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