青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン

【第4報】Review◆意図した守備と攻撃を実践でき、表情は暗くない青赤軍団。しかし決定機の精度向上は避けられない課題/J1 2nd 第8節 名古屋グランパス vs. FC東京(2015/08/23)

Review◆意図した守備と攻撃を実践でき、表情は暗くない青赤軍団。しかし決定機の精度向上は避けられない課題/J1 2nd 第8節 名古屋グランパス vs. FC東京

勝てなかった試合のあとの記者会見であるにもかかわらず、マッシモ フィッカデンティ監督の言葉には悪びれたところはなかった。
「非常にいいゲームだったと思います」
そう述べるのは、以下の理由による。
「最後の30メートルでクロスやスルーパスによりたくさんのチャンスをつくりました。前後半ともにです。名古屋はボールを握っている段階で、解決策を見つけるのに少し苦労していた感があります」
前半31分、吉本一謙の弱いパスが名古屋フォワードの永井謙佑に渡った「危険なミス」――それはわたしたちのプレゼントだ、とマッシモ フィッカデンティ監督――を除けば危機はなかった、という認識だ。
「90分間の最後まで勝利を勝ち取るためにトライをしましたし、ボールもしっかり廻せていた。足りなかったのはゴールだけ。非常にいい内容のゲームだったと思います」

監督の言葉は選手によって裏付けられた。
名古屋がボールを保持しているときに解決策を見つけるのに苦労していた、というのは、もちろん東京の選手たちがスペースを埋めていたからだ。ラインが上がってスペースが生まれたときも、

(残り 2378文字/全文: 2919文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ