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【今週の小平】Preview◆一年間の結末を見据えての再起動。ベアスタ後も戦いはつづく/「対策は整えた。あとは仕上げるだけ」(梶山)「鳥栖戦でけがをしましたから、その意味ではまた鳥栖戦からスタートするのもいいのかなと個人的には思っています」(石川)マッシモ フィッカデンティ監督、権田修一、太田宏介、梶山陽平、石川直宏(2015/06/18)

先週合流したばかりの石川直宏に、遠征メンバー入りの報はもたらされるだろうか?

先週合流したばかりの石川直宏に、遠征メンバー入りの報はもたらされるだろうか?

 

Preview◆一年間の結末を見据えての再起動。ベアスタ後も戦いはつづく/「対策は整えた。あとは仕上げるだけ」(梶山)「鳥栖戦でけがをしましたから、その意味ではまた鳥栖戦からスタートするのもいいのかなと個人的には思っています」(石川)マッシモ フィッカデンティ監督、権田修一、太田宏介、梶山陽平、石川直宏

あす19日の練習は完全非公開。本日18日の練習終了後、マッシモ フィッカデンティ監督が囲み取材に応じ「わたしたちは一年間を通して見ています」と、次戦以降への意気込みを語った。
「まだたくさん試合があります。勝たないといけない試合がたくさんある。一試合ごとにしっかりと戦わないといけません。ファーストステージは優勝の可能性がなくなりましたけれども、34試合を見ていかないといけないと思います」

権田修一も残りのシーズン全体を見通している。
「ファーストステージとセカンドステージのあいだがそんなに空くわけではないですよね。あと2試合をひとつの区切りと考えられるのは、まだガンバ大阪にも優勝の可能性がありますが、ステージ優勝を眼の前にしている浦和レッズだけだと思います。彼らはステージ優勝でシーズンを区切ることができますが、2位以下はあと2試合でどうにかなるという状況ではありませんから。ステージ優勝がなくなったからこそ、よけいに勝つしかないんです」

たしかに権田の言うとおりだ。レギュラーシーズン終了後に予定されているチャンピオンシップへの出場権を得るのは、各ステージ優勝チームのほか、「年間勝点」2位と3位の4チームまで。ステージ優勝を果たしたチームは、その後の年間順位に関係なく、チャンピオンシップをめざして準備できる状況にある。
しかしファーストステージ2位以下に終わったチームは、セカンドステージに優勝するか、年間勝点で3位以内に入らないと、チャンピオンシップ出場資格を得られない。少しでも勝点を多く積み重ねる努力をする以外に、王座に近づく方法はないのだ。

言い方は異なるが、太田宏介も権田に近い見方をしている。
「1位は無理ですけれども、年間のことを考えたら、勝点6を獲って2位で終わるのはかなり重要なポイントになってくる。必ず勝って帰ってきたいと思います。
個人的には、代表が終わってすぐの試合ですから、ほかの選手とのちがいを出さないといけないと思いますし、得点に関わって、勝って終われれば」

いっぽう、対戦相手のサガン鳥栖については若干異なる見解になった。
太田は「アウエーですけれども、鳥栖は直近ではいい試合をしていないし、ここで叩かなければという思いが強い」と言い、マッシモ フィッカデンティ監督は「ファーストステージの前半戦は、鳥栖は非常にいい試合をしましたが、後半戦はまったく別のチームでした」。
最近数試合の履歴を遡れば、鳥栖の失点が多いのは一目瞭然だ。しかし権田は、中断前の成績をもって判断することはできない、という趣旨の言葉を残した。
「連戦のさなかならともかく、これだけの中断期間があって、これで修正できないわけがない。必ず修正してくると思う」
もちろん、マッシモ フィッカデンティ監督もそれはわかっているだろう。「わたしたちは前半戦の鳥栖を想定して準備をしたいと思います」と言っているし、太田の発言にしても、調子が上がりきらないうちに叩いておきたい、というニュアンスが含まれていた。

では、具体的には、鳥栖に対してどのような策を用意していくのだろうか。

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