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【対仙台戦に向けて2】◆優勝争いばかりのニュース番組に東京のゴールシーンを映す! 太田宏介の意気込み◆さらばルーカス! 味スタラストゲームを前に(コメント長め)◆石川直宏の語るルーカス◆ネマともおわかれ[4,095文字](2013/12/06) 

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◆優勝争いばかりのニュース番組に東京のゴールシーンを映す! 太田宏介の意気込み

「フリーキック? 自信しかないですね」

太田宏介は気持ちのいいくらい適度にビッグマウスだった。
今季かぎりで引退するルーカスは「後悔することはない。やりつくした感がある」と少なくともいまは笑顔、ランコ ポポヴィッチ監督もまだ天皇杯があるからか(あるいは来季も日本にいるからか)終わりの気配はなく、お別れの感傷ムードは漂わず、小平はきょう12月6日金曜日も平和だった。
これを「落ち着いている」ととるか、「元気がない」ととるか。降格争いに巻き込まれていないから平和な最終節を迎えているとも言えるが……。

そんななか、いつもどおりのテンションで脳天気なふうの声を響かせるのが太田宏介だった。直接フリーキックはなんと二発成功。塩田仁史と権田修一のふたりから一本ずつ決めて全体練習を締め、その精度の高さと好調ぶりをアピールした。
日本が誇る「魔弾の射手」と言えば中村俊輔、本田圭佑がいる。しかしことしFC東京で初めてキッカーを経験した太田のキックには、既に彼らに追いつき追い越さんばかりのキレがある。
シュンスケ、ケイスケのあとを継ぐ日本の顔はコースケなのかもしれない。最終節も大胆不敵に「ゴール予告」だ。

「東京の試合はだいぶ注目度が低いと思うので、低いなりに、自分はそこで決めて。あしたのニュースは優勝争いのことばかりになると思うんですけれども、少しでもゴールシーンが映ればなと」

ことし獲得したフリーキックという武器が、そう言わせるようになったのかもしれない。

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