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【マッチレポート(速報)】レポート/リザルト◆J1第27節ベガルタ仙台対FC東京、東京キラー赤嶺の一撃に屈する!気迫あふれる仙台の前にクラブ連続無敗記録は14でストップ!! (2014/10/05)

レポート/リザルト◆J1第27節ベガルタ仙台対FC東京、東京キラー赤嶺の一撃に屈する!気迫あふれる仙台の前にクラブ連続無敗記録は14でストップ!!

○反撃及ばず、ひとり少ない状態で敗れる
10月5日、全国各地でJ1第27節が開催され、勝点42で6位のFC東京は苦手のユアテックスタジアム仙台に乗り込み、勝点26で15位のベガルタ仙台を迎えた。直近の成績が1勝6敗3分けと苦しんでいる仙台は降格圏から離れるため、ホームに詰めかけた多数のファン、サポーターによる声援に後押しされて東京ゴールに襲いかかる。しかし東京も反撃、互いにチャンスをつくりながら決められない展開に。0-0の均衡がつづいた後半30分、ついに仙台が赤嶺真吾のゴールで先制すると、その五分後にエドゥーがこの試合二枚めのイエローカードで退場。ひとり少ない状態での反撃及ばず、仙台が1点を守りきり、J1残留に向けて貴重な勝点3を挙げた。仙台は13位に上昇。東京は勝点変わらず42のままだが、ヴィッセル神戸が負け、サンフレッチェ広島が引き分けたことで順位は6位を維持。クラブとしての連続無敗記録は前節までの14でストップした。
既に天皇杯とヤマザキナビスコカップから退いている東京は日本代表戦による中断期間中の公式戦がなく、二週間後の10月18日土曜日、NACK5スタジアム大宮に乗り込み大宮アルディージャと対戦する。

◯試合経過概略
ことしクラブ創立から20周年を迎えるベガルタ仙台(1994年10月に運営法人を設立)は、試合前に仙臺すずめ踊りのイベントをおこない、黒のユニフォームで臨んだ。残留がかかっていなかったとしても負けられないシチュエーション。FC東京を相手に有利な対戦成績を残すホームスタジアム、ユアテックスタジアム仙台にて、プライドをかけてぶつかってきた。
ただしそのプライドは攻撃のみならず、「1点もやれない」という堅守の意識にあらわれる。J1残留を考えれば、大量得点がつづく東京によけいな点は与えられない。4-4-2の「4-4」がブロックを形成、それを後方に位置させることで、背後のスペースも、ゴール前のスペースも消した。
角田誠が体調不良で欠場した仙台はセンターバックが鎌田次郎と上本大海、ボランチが富田晋伍と梁勇基という構成。しかし梁勇基が中盤で東京を上回り、優勢に試合を進めた。
キックオフ直後、幕を開けたのは、菅井直樹のオープニングシュート。東京ゴールキーパー権田修一が手で弾き難を逃れたが、あわや先制点という場面だった。
これで仙台が先手をとる。野沢拓也のドリブルとフリーキック、ウイルソンの突進、菅井直樹のオーバーラップ、石川直樹のクロス、赤嶺真吾のシュート……などが加わり、セカンドボールの奪い合いを含めて仙台がペースを握っていく。

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