【無料記事/今週のにかほ】夏のキャンプニュース:画像多数◆晴天のにかほでサッカー教室!(2014/06/22)
ニュース◆晴天のにかほでサッカー教室!
秋田県にかほ市でトレーニングキャンプをおこなっているFC東京は22日、午前練習のあと、15時から地元の少年少女を対象にしたサッカークリニックを開催した。
普及部が主催し、別メニュー以外の選手全員が参加するというもの。場所は練習と同じ仁賀保グリーンフィールド。
この日は東北南部以南がぐずついた梅雨空になるなか、東北北部と北海道は好天に恵まれた。さっそくキャンプ地に秋田県を選んだ恩恵をこうむった恰好だ。
冒頭、説明に立った普及部スタッフからの「秋田県出身の選手がいるのを知っているかな?」という質問に子どもたちが答えたのを受け、加賀健一が挨拶。
「きょうはみなさんと、ぼくたち選手の楽しい時間にしたいと思います。けがのないよう、あかるく楽しくやりましょう。よろしくお願いします」と、はにかみながら言い、あたたかい拍手を浴びていた。
10コートに20チームの子どもたちが分かれ、選手やスタッフが三人ずつ参加。一時間半に渡り、ゲームを楽しんだ。
終了後の挨拶は平岡翼。
「サッカー選手になりたい人!」
しかし手を挙げた子どもたちに対し、「サッカー選手になるには、サッカーだけではだめです! 勉強をしたり、お母さんの言うことをきかなくちゃいけません。約束できる人!」と呼びかけると、一気に挙手数が激減。どうやら勉強をしたりお母さんの言うことをきくのは子どもたちにとってかなりハードルが高いもののようだ。
それでもめげないのが平岡翼の平岡翼たるゆえんで、何度も聞き直し、念を押した。
帰り際の平岡を掴まえると「加賀(健一)さんには喋り方が速いと言われました……もっとハキハキ話さないとだめですね。勉強になりました」と、反省しきりだった。
いっぽう、ゲームの途中で黄色いシューズが脱げてしまい、子どもに拾ってもらうというひと幕を披露した羽生直剛に「いい脱げっぷりでした」と声をかけると破顔一笑。
「(笑)。……いやー、ランシュー(ランニングシューズ)でちょっと甘かったです。甘さが出ちゃいました」
──本気脱げだったんですか?
「本気でした」
──チームメイトに平山相太がいて、全力でドリブルしてゴールを決めたり、かなりおとなげないプレーが目立ちましたが。
「(笑)。厳しさを見せようと思ったんですけれども、それがおとなげなさになり、少年たちからは“ずるい”という声が上がっていました。それは反省です。どこまでふざけるかによりますけど、その場が笑いで包まれるようにとは思っています。ぼくたちは十分楽しんだんですが」
よもや子どもたちが楽しめなかったということはないと思うが、テンションが非常に高かった平山をはじめ、子どもたち以上に楽しみ、いいリフレッシュになったように見える選手が多かったのはたしかだ。
圍謙太朗も比較的子どもに厳しい? 力の入ったプレーを披露したひとりだ。
「いつもこういう機会には子どもたちといっしょに楽しもうと思ってやっているので、きょうも楽しくできました。最後、めっちゃ生意気な子の集まったチームがあったので、そこだけは(東)慶悟さんと相談して、けちょんけちょんにしてやろうと(笑)」
子どもたちは恥ずかしがって? 真似しなかったが、選手、スタッフら同じ組のおとなたっとキックオフ前に円陣を組んだあたりには教育的な配慮も感じられた。
「ぼくたちがやっているところを見て真似すると思うので、ほかの選手もそうだと思うんですけど、意識してやっています」
小平での再起動から、中断前以上に厳しいトレーニングがつづいている。
それによって能力を向上させることも重要だが、やはり抜くところは必要。地域への貢献と同時に、よい気分転換にもなったようだ。
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