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【今週の小平】ナビスコ対清水戦前日レポート◆「いい守備を継続する」(米本)/米本拓司、三田啓貴、渡邉千真、松田陸、マッシモ フィッカデンティ監督[2,403文字](2014/05/21)

ナビスコ対清水戦前日レポート◆「いい守備を継続する」(米本)/米本拓司、三田啓貴、渡邉千真、松田陸、マッシモ フィッカデンティ監督

 

J1は5月17日の第14節をもって中断期間に入ったが、まだJリーグヤマザキナビスコカップの予選リーグが残っている。第6節を休むFC東京にとっては残り三試合。うち二試合が味の素スタジアムでのホームゲームだ。
過去二回、東京がカップウイナーに輝いた大会。世間がワールドカップモードになろうとクラブはクラブ、グループ突破の可能性が高い今シーズンは、タイトルを狙いに行くべき大会であり、きょうの第4節対清水エスパルス戦は絶対に落とせない。
東京は重要な局面を迎えている。

ナビスコカップファイナルの舞台に立ち、ニューヒーロー賞を獲りたい。スタンドで観たあこがれを実現するチャンスがある。三田啓貴はその熱意を隠さない。
「試合に出られたら楽しみたい。大学で対戦しましたけど、(清水の)六平(光成、FC東京U-15深川→前橋育英高校→中央大学)は昔からいい選手。対戦できるのは楽しみ。Jリーグは勝ちましたけど向こうは絶対に負けないという気持ちで来るはず。その気持ちに負けないようにしたい」

ここまでナビスコカップ三試合にフル出場している右サイドバックの松田陸も、ニューヒーロー賞への思い入れがあるようだ。
「攻撃で、アシストだけじゃなく、自分で点を獲っていかないと。もっと(太田)宏介さんみたいに点を獲れば上位に名前が入ってくる」
しかし太田はフリーキックで得点を稼いでいる。どうして点を獲るのか――すると松田は「フリーキックは大学時代も蹴って点を獲っていました。でもフリーキックっていうキャラじゃないんですよね。(プロになってからは)あまり呼ばれないです。サイドのいつも上げているところからのイメージだったらある。そういうところからのフリーキックは蹴りたい。(キーパーとディフェンダーの)あいだに落とせる自信はある」
問題は自分で蹴ると主張できるかどうかだが……。
「言えますよ!
“コースケさん、ちょっとおれ蹴っていいっすか”
“いや、おれ行くから”
“あ、ほんじゃ……”」

結局蹴られないじゃないか、と、われわれ記者と笑う松田。ただ、試合を通してどういうプレーをするか、現実的なことは既に考えがあるようだ。
「イメージはできています。(雨で)ピッチが濡れていて東京の時間が長くなると思うので、しっかり攻守にわたって活躍できればいい」
リーグ戦ではクロスを期待されての途中出場も増えてきた松田。もちろん積極的な攻撃参加もイメージし、「ガンガン行かないとチャンスをつくれない」と言う。

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