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【無料記事/レポート】「見た瞬間からここにはすべてがあると感じた」マッシモ フィッカデンティ監督、小平グランドへ“初出勤”(2014/01/15)

◆マッシモ フィッカデンティ監督、小平グランドへ

FC東京のマッシモ フィッカデンティ新監督が15日午前に来日、その足でさっそく小平グランドを訪れた。同日午後、感触を確かめるかのようにピッチを踏みしめ、施設を隅々まで視察したマッシモ フィッカデンティ監督は、スタッフとミーティングをおこなったのち、報道陣の囲み取材に応えた。

──現在の心境は?

「以前から望んでいたことだったので、すぐにお受けいたしましたし、いまここにいられることを嬉しく思っています」

──小平グランドの施設をどう思いますか?

「見た瞬間からここにはすべてがあるなと感じましたし、スタッフのみなさんと話をしても熱い情熱が伝わってきました。ほんとうにポジティヴな思いしか伝わってきませんでした。わくわくしています」

──日本でどういう目標を達成したいという思いですか?

「まだ来たばかりなので、チームを見てもいませんし、何も言えない状況ですけれども、まちがいなくチームのレベルを向上させたいと思っています。とにかく、競争力を持ったチームをつくり上げていきたいと思っています」

──FC東京のような中位のチームをより上位へとステップアップさせるときに、どういう心構えが必要ですか?

「ほんとうにそういう目標を達成するためには、チームが一丸となって、特にスタッフも含めてやっていく必要がありますし、なによりも、一日一日の積み重ねが、最終的にそういう(上位に躍進する)結果につながると確信しています」

──新しいチャレンジをするにあたり、マッシモさんが大切にする信念はなんですか?

「常に何か信念を持っているというよりは、チームの会長であったり、関係者の方々の熱い情熱を感じとるなかで、そういった強いチームをつくりたいという思いが自然に生まれてきたのです」

次の移動までの五分間というかぎられた時間のなか、静かな声で丁寧に言葉を選び発言したマッシモ フィッカデンティ監督は46歳。青年監督と呼んで差し支えない年齢だが、33歳で初めて指揮を執って以来キャリアは豊富。落ち着いた対応が印象的だ。

長友佑都が所属したACチェゼーナの監督となる以前から日本に興味を持っていたというマッシモ フィッカデンティ監督が東京に新しい基準をもたらしてくれることを期待しよう。

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