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「リーグ戦で点を獲らないと。リーグ戦で獲ってないから」(渡邉)【今週の小平/対湘南戦に向けてその2】渡邉千真の談話[2,179文字](2013/11/21)

渡邉千真。

渡邉千真。

◯渡邉千真の談話

「自分のなかではすごく大きい1点だった。
あとは、つづけることが大事。
リーグ戦で点を獲らないと。リーグ戦で獲ってないから」

天皇杯4回戦の対大宮アルディージャ戦に、FC東京は三つのすばらしいゴールを決めて勝利した。そのなかには渡邉千真のあの1点もあった。8月31日のJ1第24節対サンフレッチェ広島戦でマークしたのを最後に、得点がぴたりと止まった。9月7日におこなわれた天皇杯2回戦の対横河武蔵野FC戦でPKを外してからのことだ。

対大宮戦に於ける東京のゴールのうち、三田啓貴の1点めと渡邉千真の2点めは、その直後のオランダ代表対日本代表で日本が決めたゴールに酷似していた。
ダイアゴナルな動きから各選手が交差、スイッチするように連携して最後に大迫勇也からのパスで本田圭佑が決めた日本の2点めはルーカスからのパスで三田が決めたゴールのようだったし、ダイレクトとツータッチのちがいはあるが長谷部誠からの一本のパスで大迫がゴール左隅に決めたゴールは米本拓司からの一本のパスで渡邉が決めたゴールのようだった。
代表にも共通する組織的な動きで連動した攻撃を機能させたうえでの決定力。技術の高さと冷静さをうかがわせるビューティフルゴールだった。

渡邉は天皇杯で失ったリズムを天皇杯で取り戻した。次はリーグ戦で停まっていた時間を動かす番だ。

──ポポさんは、ゴールこそないけれど、それ以外はずっとよかったのだ、と言っていた。
「基本的にはそこまで調子は悪くなかったけど、点を獲れないとナーヴァスになることが多い。

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