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「強豪相手にも勝てることを示したい」(高橋)【今週の小平/プレビュー】J1第26節/ランコ ポポヴィッチ監督、森重真人、高橋秀人、平山相太、丸山祐市、石川直宏、権田修一(2013/09/20)[3,544文字]

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◆Preview

ランコ・ポポヴィッチ監督の談話

高橋秀人の談話

◯権田修一の談話

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◆Preview

21日に開催されるJ1第26節、FC東京は名古屋市瑞穂陸上競技場にて名古屋グランパスと対戦する。
現在、名古屋グランパスは8位のFC東京より勝点が2少ない36で10位。しかし前節J1第25節で清水エスパルスに敗れるまでリーグ戦九試合負けなし、第18節以降の後半戦八試合にかぎっていえば勝点15の3位(1位と2位は勝点16の新潟と鳥栖)と、きわめて好調だ。

もともと2010年にはJ1優勝を果たすなど、ストイコビッチ監督率いる名古屋はここ数年結果を出している「強豪」。天皇杯は毎年ベスト8位以上(2009年は準優勝)、ACLも出場した年は最低でもグループリーグ突破(2009年はベスト4)と、安定した成績を残している、力のあるチームだと言っていい。

個々の強さは言わずもがな。高さ、パワー、巧さ、スピードと、特徴を持った選手が揃っている。そのために出場メンバーによってサッカーの内容が変動する割合が多いとも言えるが、誰が出ても個の質が高く、一定以上の強さを維持していることにかわりはない。特に身長185cm以上の選手がフィールドプレーヤーに九人以上もいる高さには注意が必要だ。

いくら東京がボールを保持していい試合をしていても、一瞬の隙に失点してしまう可能性があるのではないか。その危機を乗り越えるのはどうすればよいのだろうか。
森重真人は言う。
「そういう事態はありえます。そうなっても慌てないように、いろいろな状況をイメージして試合に入ることが重要ですね。イメージをしておけば、何かが起きたときにしっかりと対応できる。まずは心の準備が必要です」

しかし決して相性が悪いわけではない。
今週水曜日に首を打ちながら、体調的にもプレーでも好調を維持している石川直宏も、「名古屋のほうが嫌がっている。内容は悪くない」と自信を見せている。
「アウエーのナイトゲームでのドヨーンとした空気は要注意ですけどね(笑)。それに合わせないようにしたい」(石川)

石川はサイドでの攻防が鍵になると見ている。これまでランコ ポポヴィッチ監督が志向する、パスワーク重視のサッカーに合わせ、内側でのつなぎに自らのプレースタイルを寄せてきた石川だが、この対名古屋戦では、久々にサイドで駆け引きをすることになる、と血気盛んだ。石川は言う。
「サイドは相手の起点でもありますけれど、そこはこちらのチャンスでもある。久々にサイドでのやりあいになりそう。中でしっかりつないでいるなかで、サイドでどう仕掛けるか、そのスイッチは自分になる。この試合はサイドにこだわってやってみようかと」

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