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【コメントアーカイヴス】ランコ ポポヴィッチ監督、東慶悟、ルーカス、渡邉千真、高橋秀人/2013 Jリーグディビジョン1 第16節 アルビレックス新潟対FC東京_第2報(07/13)[4,371文字](2013/07/19)

○ランコ ポポヴィッチ監督の談話

――前日の練習ではなかなか決まらなかったセットプレーでのゴールがきょうは一本めで生まれました。

駆け引きであったり、動き出しのところでしっかりやれたと思います。ただ立っているだけでなく、駆け引きをしてボールのところに行く。決めたのがヒデ(高橋秀人)でしたから、狙ったものなのか、ただ頭を掠めていっただけのものなのか、よくわかりませんが。

――得点をした最初と最後のあいだがだめだったとおっしゃいましたが、いちばん危険な時間帯に失点せずに得点した、試合運びはよかったのでは?

試合への入り方は非常によかったと思います。わたしがここで満足しなかったのは、ボールの動かし方。最初から最後までウチがボールを握って、というゲームの進め方ができればよかったのですけれど、さっきも言ったのですけれど、それが疲労によるもので、なかなかボールを動かせなかったのか。やっぱりここまでの二試合は広島、浦和とタフでしたし、相手を上回る試合をできたと思うんですけれども、(得たのは)勝点1だったということで気持ちの面での消耗も激しかったですし、そういったなか、きょう、こういう試合をして勝点3を獲ったということは非常に大きいと思います。

つないで全員が連動してボールを進めていくことはできるわけですから。大切なのは精神的にタフになって、強くなって、自分たちが主導権を握って試合をする強い気持ち。

――新潟にこちらのやりたいことをやられた時間帯がありましたが?

間延びして選手間の距離がうまく行っていなかったですね。相手にスペースも与えていましたし。2-0になって無理をしないという狙いはもちろん選手のなかにあったと思います。それがああいうかたちになったのかもしれない。さっきも言ったようにメンタル面の問題で、伸ばしていくというか、これからもっともっと強くしていかないといけないですし、変えていかないといけないと思います。

――権田選手がすごく当たっていましたね。

ああいうところ(危険な被決定機)をキーパーがしっかりと抑えてくれるというのは非常に大きい。決定機をつくられること自体そんなに多くはないのですけれど、その相手に与えてしまった決定機を、いいセーブで防いでくれて、ゴールキーパーとしての仕事をしたと思います。

――よく堪えてしのいだ試合展開でした。

あとはもっともっとボールを動かせればよかった。アーリー(長谷川アーリアジャスール)がイエローカードをもらわなかったらタマ(三田啓貴)を下げたのですが、左サイドのふたり(太田宏介と長谷川)とも警告を受けていて退場の危険があったので、アーリーを交替させました。
タマも本来のキレはなかったですね。後半は前半よりは少しよかったです。ただ本来の出来とは程遠かった。

――最後にしっかり廻して終わらせられた?
そのとおりですね。それをいつもやらないといけないと思います。

○東慶悟(左コーナーキックで1点めをアシスト)の談話

ここまでいい試合をしていても勝てなかったことでみんな悔しがっていた。広島にしても最後に決められたし、浦和も2点獲ったのに追いつかれた。(それらに比べると)結果という意味ではよかったし、連戦なので、そういうところ(勝負の分かれめ、勝点3)にこだわってやっていければいいと思う。またすぐ試合があるので連勝できるように準備をしたいと思います。

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