「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】『最終ラインの統率者が戦列復帰』 谷口栄斗「気を抜かずにリカバリーして、次のゲームへ」5月15日(水) J1第14節 ガンバ大阪戦 19:00 味の素スタジアム(24.5.14)

戦列に復帰した谷口栄斗。センターバックのポジション争いの行方も注目だ。

戦列に復帰した谷口栄斗。センターバックのポジション争いの行方も注目だ。

■攻撃の起点となる縦パスを差す

頼れる最終ラインの要が帰ってきた。

前節の鹿島アントラーズ戦(3‐3△)、谷口栄斗は後半から出場。右足を痛めて負傷交代となったJ1第8節のFC東京戦(2‐2△)以来、5試合ぶりに復帰した。

「思ったより身体が動くと感じましたが、コンディションを上げていくのはこれからですね。オープンな展開になったときの持久力、身体のキレはまだ物足りない。まずはこの2日間、気を抜かずにリカバリーをして、次の試合に向けて準備します」

ラインコントロールに長ける谷口が入ることによってコンパクトな陣形を保つことができ、ビルドアップの安定感は格段に増す。期待されるのはディフェンス面に加え、攻撃の起点となる仕事だ。

「鹿島戦で何度か前に差し込めたのは、(森田)晃樹や(見木)友哉くん、(齋藤)功佑くんがポジションを取ってくれたおかげ。ボールを受けられる状態をつくってもらえれば、自分はああいった縦パスを出せる」

5月15日のJ1第14節、東京ヴェルディ(11位)はガンバ大阪(5位)と対戦する(19:00 味の素スタジアム)。ここ10試合、東京Vは3勝7分けと負けなしで着実に勝点を積み、一方のG大阪は連勝中。「巧い選手で、相手にとっていやなことを仕掛けてくる」と谷口が語る攻撃の核、宇佐美貴史をどう抑えるかは見ものだ。

当日の天気予報は曇りで、予想最高気温は23℃となっている。チケットのご購入はヴェルディチケットまで。

《クラブウオッチ》
G大阪戦は炭焼うなぎ専門店『鰻 炭焼 ひつまぶし 美濃金』が、あじペン広場のフードヴィレッジに初お目見え。『金の鰻おにぎり』1個2000円、『肝の山椒煮入り 特選うなぎ弁当』〈並〉5000円、〈上〉6500円(すべて税込)と、僕のような平民はおいそれと手を出せないなかなかの高級路線だ。「味は抜群に美味しいですよ。一度味わっていただければ、お店にも足を運んでみたくなるはずです。今季はファン・サポーターの皆さんのおかげでフードヴィレッジの売り上げが伸びています。さまざまな方面からアプローチし、グルメも楽しめるホームゲームを目指したい」とクラブ関係者のOさん。こうしたトライが新たな需要を掘り起こすことにつながるか。以前からスタグルの充実度では大きく後れを取ってきた東京Vだが、時代は変わりつつある。

[今季の1試合平均入場者数] 22,844人( → 7/20位
過去5シーズンの1試合平均入場者数
2019年 5,371人
2020年 2,429人(コロナの影響により参考外)
2021年 3,246人(〃)
2022年 4,955人(〃)
2023年 7,982人

●ランド地獄耳●
▼鹿島戦の3点目は、木村勇大のシュートを見木友哉が念入りに押し込んだ形だった。「たぶん僕が触らなくても入っていた。勇大には申し訳なかった」(見木)。「友哉くんからは5回くらい謝られましたね。メシをおごってくれるということで手打ちにしました」(木村)。結果、やっぱ触んなきゃよかったなあ、というお会計になるかもしれない。
▼山田剛綺はヴァンラーレ八戸に期限付き移籍中の飯田雅浩とよく連絡を取っているそうな。「こないだビデオ通話をしたんすけど、画面越しでも送られてくるパワーがすごい。元気を出したいときはマサと話すに限りますね。エネルギーが一気に回復しますもん」(山田剛)。両者、苦しいシーズンが続いているが、挽回のチャンスは残されている。ふたりともがんばれ。

 

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