「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】『いざ、J1の舞台へ』 染野唯月「点を取って、チームを勝たせる」2月25日(日) J1第1節 横浜F・マリノス戦 14:00 国立競技場(24.2.20)

染野唯月のエースの仕事に期待だ。

染野唯月のエースの仕事に期待だ。

■J1で結果を出すことで実力が証明される

待ちに待った2024シーズンの幕開けだ。16年ぶりにJ1の舞台に立つ東京ヴェルディ。開幕戦の相手は過去数々の名勝負を繰り広げてきた横浜F・マリノスである(25日14:00 国立競技場)。

今季から9番を背負い、得点源として期待される染野唯月は言う。

「大事な開幕戦を前に、みんな気合いが入ってますね。僕自身も再びJ1で試合をできるのが楽しみです。(31年前と同じ開幕カードで)ヴェルディをずっと応援してきた方々にとっては特別な気持ちがあると思いますが、僕らはそれを背負いすぎず、新しいヴェルディらしさを発揮するゲームにしたいです」

昨季は夏に加入してから18試合6得点1アシストと結果を出した。何より、J1昇格プレーオフ決勝の清水エスパルス戦(1‐1△)、東京Vを昇格に導いたPKは多くの人たちの脳裏に焼きついている。

プロ5年目、染野にとっては成長を示すための重要なシーズンになる。

「高卒でプロに入り、最初の時期にチャンスを逃してしまい、うまくシーズンに入れなかったことがありました。やはり決定的な場面でシュートを決めるか、決められないかでその先が大きく変わってくる。昔は自分のことで頭がいっぱいでしたけど、いまではチームのことも考えて、守備や走ることに意識を向けられるようになりましたね。開幕戦は点を取って、チームを勝たせたい」

国立競技場では2戦3発と無類の強さを誇る。エースの一撃で好発進といきたい。

今日は20℃を超える暖かさのなかで1時間半のトレーニングを行い、横浜FM戦に向けて順調に準備を進めている。懸念されるのが週末の天気だ。予報では雨時々雪で、予想最高気温8℃と真冬の寒さになるらしい。防寒にはくれぐれも用心して来場されたし。チケットのご購入はヴェルディチケットまで。

《クラブウオッチ》
「目標は昨年のプレーオフ決勝(5万3264人)を上回る5万5000人。現時点の販売状況では5万人を見込んでいます。ただ、天気が崩れた場合、客足が鈍る可能性がありますのでその点は心配ですね」とクラブ関係者。今年、最初で最後の国立競技場での開催に向けて、あの手この手を使ってプロモーションを仕掛けており、「ひとりでも多くの方に来場していただけるように、これからラストスパートです!」と意気込む。

[今季の1試合平均入場者数] ‐ 人( → ‐/‐位)
過去5シーズンの1試合平均入場者数
2019年 5,371人
2020年 2,429人(コロナの影響により参考外)
2021年 3,246人(〃)
2022年 4,955人(〃)
2023年 7,982人

●ランド地獄耳●
▼いわきFCから新加入の河村匠は、林尚輝にとって大阪体育大の後輩だ。「気持ちの真っ直ぐないいヤツですよ。ただ、ちょっと真っすぐすぎてね……。ピッチ外ではたまにやらかしてしまうところも」(林)。プレースタイルもまた、前に出ればめっぽう強い猪突猛進型。表裏のないわかりやすいタイプ。
▼選手の一部で流行っているらしいスマホゲームの『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』。1999年生まれで、世代的にはかすりもしていないはずの河村慶人は「僕は全巻読破していますから全部わかりますね」。一方、山田剛綺はガチャで引き当てたキャラについて、「これって強いの? ねえ、強い?」とLINEでしょっちゅう訊いてくるとか。子どもか。そして、鳥山明はつくづく偉大だ。

 

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