「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【監督・選手コメント】J1-10[H] アビスパ福岡戦に向けて ~城福監督、森田、深澤、千田~(24.4.27)

千田海人は今回のチャンスを定位置獲得につなげられるか。後ろを歩くのは髪を短く切った永井颯太。

千田海人は今回のチャンスを定位置獲得につなげられるか。後ろを歩くのは髪を短く切った永井颯太。

4月28日のJ1第10節、アビスパ福岡戦(14:00 味の素スタジアム)に向けて、城福浩監督、森田晃樹、深澤大輝、千田海人は次のように話した。

DF15千田海人
――前節の川崎フロンターレ戦(0‐0△)、あとで映像を見て感じたことは?
「いろいろと細かいところで、自分の至らない部分が目につきましたね。ラインの上げ下げや逆サイドにボールがあるときの中盤の選手の戻し方など、もっとこうすべきだったなと」

――J3からキャリアをスタートし、29歳でJ1デビュー。「苦労人」という言葉を添える報道もありましたが、ご自身でその実感は?
「苦労したとは思ってないです。なんなら、よくここまでこれたなという感じ。本来、僕はJ1にいけるはずのない人間で、昔から一緒にやってきた選手のなかでそんなふうに見ていた人は誰もいないと思います。J1でやりたいという気持ちは持ち続けていましたけどね」

――でも、事実たどり着いた。
「目標にすると挫かれるので、常に自分の成長を考えていたと思います。今日の練習ではこれができた、あるいはできなかった。さて、明日は何をしようかと。それが僕のやり方で、毎日やるべきことやって積み重ねることの繰り返しです。以前、秋田でJ1のチームと対戦したときは大きな差を感じました。一方、自分が守備でストロングとする部分は劣っていないとも思いました。そのギャップを埋めるためにヴェルディでやろうと決めたんです」

――次節、アビスパ福岡戦。シャハブ・ザヘディ選手との勝負は注目の的です。
「スーパーな選手ですね。ボールを止めてから打つまでの速さ、クロスに合わせて飛び込むタイミングと動き方、目線の切り方も巧い。実力に関してはリスペクトしますが、決してやれない相手ではない。個人で負けないことがチームの勝ちにつながり、僕自身、続けていかなければ意味がないのでがんばりますよ」

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