「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-38[H] 大分トリニータ戦『ほかに何が』(23.10.8)

2023年10月7日(土)
J2第38節 東京ヴェルディ vs 大分トリニータ
15:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]8,755人 [天候]晴、弱風、気温22.7℃、湿度22%

東京V 1‐0 大分
前半:1‐0
後半:0‐0
[得点]
1‐0 稲見哲行(16分)A齋藤功佑6
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。

●東京Vスターティングメンバー
GK1   マテウス
DF6   宮原和也
DF13 林尚輝
DF3   谷口栄斗
DF26 加藤蓮(72分 平)
MF47 中原輝(90+4分 山越)
MF29 河村慶人(86分 山田)
MF7   森田晃樹
MF25 稲見哲行
MF8   齋藤功佑(86分 綱島)
FW39 染野唯月(90+4分 奈良輪)
(ベンチメンバー:GK21長沢祐弥。DF5平智広、16山越康平、24奈良輪雄太。MF14長谷川竜也、23綱島悠斗。FW27山田剛綺)

監督 城福浩

試合データなど(東京ヴェルデ オフィシャルサイト)

■稲見哲行の左足ミドルが炸裂

試合前、味の素スタジアムの記者控室で静岡ダービーを観ていた。清水エスパルスとジュビロ磐田。かつて華麗なパスワークを繰り広げていた両者の対戦は様変わりしているが、リーグ屈指の戦力を擁し、昇格争いのメインキャストを張るだけの力を持っていることに変わりはない。

磐田の攻撃は縦にボールが入ってから鋭く、最前線には脅威を増しているジャーメイン良がいる。清水は前線のタレントが豊富で、その中核を担う乾貴士は厳重にケアされているが、そんなのは慣れっこだろう。ほんのわずかな空間と時間があれば仕事ができ、それを自らの創意工夫によりつくり出すことで生きてきた。

14時25分。そろそろフィールドの選手がピッチに出てくる時間だ。僕はタブレットをリュックに放り込み、席を立つ。静岡ダービーの結果がどうあれ、こっちが勝点3を積まないことにはお話にならない。

ゲームの立ち上がり、東京ヴェルディは大分トリニータの勢いに押された。1分の渡邉新太のシュートを皮切りに、立て続けに3本のシュートを浴びる。

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