「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2-24[H] V・ファーレン長崎戦のポイント(23.7.5)

追い込まれてから踏ん張れるのが河村慶人の持ち味である。奮起に期待したい。

追い込まれてから踏ん張れるのが河村慶人の持ち味である。奮起に期待したい。

J2第24節、2位の東京ヴェルディ(勝点43/13勝4分6敗 得失点+17)は、5位のV・ファーレン長崎(勝点38/11勝5分7敗 得失点+12)と19時から味の素スタジアムで対戦する。目指すは、7戦ぶりのホーム勝利。それだけだ。

■城福監督から促された心の準備

早朝、部屋のカーテンを開けると、外は風雨の吹き荒れる嵐だった。

前夜、ロアッソ熊本を1‐0で辛くも下し、次のV・ファーレン長崎戦まで中2日だ。もし飛行機が欠航、あるいは大幅な遅延で、昼までに東京に戻れなければ面倒なことになる。

運よくタクシーを呼ぶことができ、ホテルを出て阿蘇くまもと空港に向かった。出発時刻までだいぶ時間があったが、この際、四の五の言ってはいられない。想定されるトラブルの回避が最優先だ。

出発カウンターの前で、東京ヴェルディの後藤雄一マネージャーと会う。危急の事態に対応できるように、スタンバイしているのである。つくづく責任の大きい大変な仕事だ。今回の遠征、復路はたまたまチームと同じ便だった。

搭乗ゲート付近でぽつんとしていると、「今日、午後からクラブハウスで会見ですよね」と城福浩監督から声がかかった。ひまそうにしているから、軽く相手でもしてやるか。そんな気遣いと受け取った。

(残り 1996文字/全文: 2624文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ