「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-15[H] FC町田ゼルビア戦『東京クラシック、敗れる』(23.5.14)

2023年5月13日(土)
J2第15節 東京ヴェルディ vs FC町田ゼルビア
15:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]7,477人 [天候]雨、無風、気温18.7℃、湿度53%

東京V 0‐1 町田
前半:0‐1
後半:0‐0
[得点]
0‐1 エリキ(45+1分)
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。

●東京Vスターティングメンバー
GK1   マテウス
DF6   宮原和也
DF16 山越康平
DF5   平智広(76分 谷口)
DF2   深澤大輝(82分 奈良輪)
MF18 バスケス・バイロン
MF20 北島祐二(46分* 佐川)
MF23 綱島悠斗
MF7   森田晃樹
MF26 加藤蓮(76分 M・エンゲルス)
FW27 山田剛綺(66分 河村)
(ベンチメンバー:GK41飯田雅浩。DF3谷口栄斗、24奈良輪雄太。FW11阪野豊史、14マリオ・エンゲルス、29河村慶人、30佐川洸介)

監督 城福浩

試合データなど(東京ヴェルデ オフィシャルサイト)

■1点ビハインドの状況で数的不利に

宮原和也がクロスを入れ、深澤大輝のヘディングシュートはクロスバーの上。佐川洸介が相手の意表を突くトラップ、山越康平とのワンツーで中央に進路を開き、左足を振る。しかし、惜しくも枠を逸れた。

「間でうまくボールを受けられ、いい形でシュートまで持ち込めました。少しアウトにかけたシュートで、キックの感触はよかったです。相手に当たっていなければ、たぶん枠にはいっていた」(佐川)

そうして、東京ヴェルディがFC町田ゼルビアのゴールをこじ開けようとしていた矢先だった。

チャン・ミンギュと競り合った山田剛綺がファールの判定を受け、すぐさま田中玲匡主審のもとに駆け寄ったバスケス・バイロン。この際の言動が異議を示すものとされ、2枚目のイエローカード、すぐさまレッドカードを眼前に突きつけられる。キャプテンの森田晃樹が事情を問いただしにいくが、判定が変わるはずもない。

63分、東京Vは数的不利の苦境に陥る。しかも、1点ビハインドの状況である。

ここまで町田はリーグ最少の7失点。複数失点はまだない。まずは同点に追いつき、ゲームをひっくり返すにはさらにもう1点。残り約30分のミッションは、極めて困難になった。

(残り 2259文字/全文: 3173文字)

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