デイリーホーリーホック

「水戸ホーリーホック2024シーズン新体制記者会見コメント全文」【ニュース】※無料記事

【写真 米村優子】

1月9日、水戸市宮町の水戸オーパ5Fにて、2024シーズンに向けての新体制記者会見が開催されました。登壇した西村卓朗GM、濱崎芳己監督、そして、新加入選手16名のコメントを紹介します。


西村卓朗GM
「今日はですね、このような会見に皆さんお集まりいただき、ありがとうございます。自分としましても、これで9回目の編成になりますけれども、非常に期待感の持てる、可能性のある選手たちに集まってもらえたと思います。昨シーズンに関しましては、非常に苦しい戦いが続きまして、水戸ホーリーホックとしてもいろんなことを見直すシーズンだったかなと思います。それも踏まえてですね、ここにいる16名を加えて新しいチームを作りました。 今日の会見の中で様々なことを是非聞いていただき、答えてもらう中で、今年の水戸ホーリーホックのことを皆さんによく伝えられたらなと思っております。よろしくお願いします」


濱崎芳己監督
「改めまして、皆さんこんにちは。2024シーズンも昨年に引き続き、監督として務めさせていただきます濱崎芳己と申します。今日はよろしくお願いします。少しだけ時間をいただいて、私の方から話をさせていただいて、その後は選手というふうになると思いますが、ただいまGMからありましたように、16名の新加入の選手と既存の選手たちとまた今シーズンをしっかり戦っていきたいと思います。それに先立ちまして、石川県、北陸の地震で亡くなられた方、そして被災された方についてお見舞い申し上げます。そういった中でも我々はチームをまたスタートさせるという日を当たり前に思わず、やはりフットボールをできるこの環境を感謝してプレーをしてほしいということを、まず最初に選手に話をしました。その上で選手たちは、ここにいる選手、それから今日はここにいない選手含めて希望に満ちていますが、昨年の悔しさも選手たちは持っています。ここに来た選手たちはまた新たな歴史を作るということで集まってくれてると思います。私自身も昨年は初めての監督ということで色々と思う中、今シーズンを迎えるにあたって、もう一度水戸ホーリーホックが今まで培ってきた伝統と歴史をしっかりと感じながら、ただ同じことをやっていては変わらないのも感じておりますので変化を加えていきたいなと思っております。クラブにとっては30周年の記念すべきシーズンとなるわけですけども、これを機に我々トップチームだけではなく、クラブ全体で次のステージへ行くという話もさせてもらいました。その次のステージに行くためには、繰り返しになりますが、同じことでは駄目だと。やはり自分を変えていかなきゃいけない。プラスアルファっていうことを選手たちには求めてます。ただ選手たちに求めるだけでなく、私それからテクニカルスタッフ、メディカルスタッフ、マネージャー、いろんなセクションの人間が、本当にこのクラブを前に進めるという力をですね、掛け合わせてやっていくってことが非常に必要だということで、昨日は強く、選手スタッフともに確認した初日だったかなと思ってます。シーズンにいたっては、昨年は17位。はっきりと言って、これは我々にとっては受け入れられるものではないです。そしてそんな力ではないということをしっかり今シーズンは示していかなきゃいけない。そのためには、我々は今持ってるものを出すだけでは無理なので、我々の限界を決めず、その限界を超えていくっていう作業を日々トレーニングから、それからそれ以外の時間も使って、今シーズンを最後しっかり笑って終えるのにしていきたいなと思ってます。トップパートナーのケーズデンキ様、それからJX金属様、多数のパートナー企業の皆さん、そして15市町村の手厚いサポートがあるわけですので、これを我々はしっかり受け止め、ホーリーホックファミリー全ての方としっかりシーズン最後、笑顔で終われるようなものにしていくために精進をしていきたいなというふうに思ってます。シーズンを戦うにあたって、我々は30年間J3に一度も落ちたことはないです。ただJ1にも上がったことはありません。やはりこの30周年、我々はこのチームでしっかりJ1を昇格する。こういった強い思いを持って戦い抜けるよう、優勝もしくはプレーオフをしっかりと見定めて、我々のシーズンの戦いっていうのを進んでいきたいと感じております。それをしっかり実行していく。そういう新たな強い決意を持って、また今日を皮切りにスタートしていきたいというふうに思ってます。多少、私は真面目な話しますので、彼らはもうめちゃくちゃ楽しい話をしてくれるはずです。隠れ関西人もいます。皆さんで是非引き出していただければなと思います。今日のこの会見をよろしくお願いします。では今シーズンよろしくお願いします」


新井晴樹選手
「背番号7番、ミッドフィルダーの新井晴樹です。まず水戸ホーリーホックへの加入の決め手はオファーをいただいた際に一番熱意を感じました。そして水戸ホーリーホックに入って自分が活躍するっていうのがシンプルに想像できて、水戸を盛り上げられるなとすごい自信があったので加入をすぐ決めました。今シーズンの目標は、個人としては7ゴール7アシストは最低限していきたいなと思ってます。チームとしては必ず優勝することですね。今シーズンは水戸ホーリーホックは30周年というところで、本当に歴史を変えたい。本当にそこはこだわってやっていきたいなって思ってます。サポーターに見てほしいところは、自分のプレースタイルをあんまりわからないファンサポーターの皆さんも多いと思うので、スピードとドリブル、泥臭さ、見てわかるように太ももが太いんで、そこを注目していただけたらなって思います。アツマーレに来る時に不安にならなかったかというと、正直言ったらすごい田舎。以前は大阪の方に住んでたんですけど、全然街中、町並みが違くて、そこが不安でした。けど着いて、選手と挨拶をして、すごい気持ちが高ぶって、本当にシーズン開幕っていうのが楽しみになりました」


落合陸選手
「8番ミッドフィルダーの落合陸です。水戸ホーリーホックへの加入の決め手は、去年悔しいシーズンを自分としては迎えて、今シーズンは自分の高い目標がある中で、どう成長できるかって考えたときに、水戸ホーリーホックは日本代表に行ってる選手がいるっていうのを聞いたので、そういうところで自分は成長した方がいいじゃないかなと思って、決断しました。今シーズンの目標は高い目標でありますが、10ゴール10アシストを目指します。チームとしてはJ2優勝を本気で目指してるので、そこに自分が力になれればなと思っています。サポーターに見て欲しいところは、先ほど目標で言ったように、得点に絡むところを見てほしいと思います。アツマーレに来る時には(髙岸)憲伸にLINEを入れて聞いたんですが、ちょっと駐車場の場所とか不安になるかもしれないと言われてちょっと焦りましたが、しっかり来られたのでよかったです」


野瀬龍世選手
「背番号13番、ミッドフィルダー野瀬龍世です。水戸ホーリーホックへの加入の決め手は、まず水戸ホーリーホックが選手教育と育成に長けているクラブだっていうのは存じていましたし、濱崎監督とGMの西村さんとお話をさせてもらったときに、このクラブに自分が必要だっていうのをすごく強く感じましたし、自分自身も水戸ホーリーホックというクラブを背負って戦いたいというふうに強く思ったので、加入を決めました。今シーズンの目標は、チームとしては本気でJ1昇格を取りに行くということ。個人としては、2桁得点と2桁アシストを目標にしました。サポーターに見てほしいところは、自分はスピードを活かしたドリブル、背後への抜け出し、オフザボールの動きを注目してほしいのと、守備では体が大きい方ではないですけどハードワークできるところを見てほしいなと思います。アツマーレへの道中が不安にならなかったかについては、昨日から指導しましたが、その前日に下見をしたので大丈夫でした」


長尾優斗選手
「背番号15番、ポジションはボランチです。長尾優斗です。水戸ホーリーホックの加入の決め手は、昨年のキャンプにも参加させていただいてすごく良いクラブだと思いましたし、サッカー面においても人間的にも今より更に成長できるクラブだと思ったのが一つ。J2に在籍年数が一番長いクラブなので、そういったクラブを自分の力でJ1に昇格させたいと強く思ったので水戸への加入を決めました。今シーズンの目標は、得点やアシストという目に見える結果を追い求めてやっていきたいと思います。サポーターに見てほしいところは、プロ1年目とか関係なく、チームの中心となって頑張るので、そこをほしいと思います。アツマーレの道中は山の中に入るので、イノシシやクマが出てこないかなっていう不安を持ちながら練習場に行きました。以上です」


田平起也選手
「背番号16番、ディフェンダーの田平起也です。水戸ホーリーホックへの加入の決め手は、選手として成長できる環境だと思いますし、そこで自分が一皮、二皮むけるというイメージがあったので加入を決めました。今シーズンの目標は、チーム目標を達成するためにチームのために戦い、そして覚悟のある1年にしたいと思います。サポーターに見てほしいところは、左利きのキック、ヘディングを見てほしいです。アツマーレに来る時に不安にならなかったかというと、僕は下見をしてないので不安になりました」


尾野優日選手
「18番ディフェンダー、尾野優日です。加入の決め手といたしましては、水戸ホーリーホックは素晴らしいクラブですし、チームとして方向性が定まっていて、とても良いクラブだというふうに感じました。練習参加をさせていただいたときにも、チームの士気や雰囲気にすごく惹かれて、即決させていただいました。今シーズンの目標ですと、ただ試合に出るだけじゃなくてチームの勝利に貢献できる、そういったプレーができる選手になりたいと思っています。見てほしいところは、自分はドリブルが得意なので突破を生かした局面打開だったり、相手のプレスを剥がすテクニカルなプレーというところを見てほしいです。アツマーレの道については、高校生から一気にプロの世界ってことでなかなか不安もあったんですけど、やっぱり車がないと茨城は移動がなかなかできない。自動車免許を自分は持ってないので、これから高卒のルーキーたちと免許を取りに行きます」


松原修平選手
「背番号21番、ゴールキーパーの松原修平です。水戸の加入を決め手は、正直30歳に入って、札幌で選手をできるだけやって、指導者の道を考えてたんですけど、そのときに水戸からオファーが来て、監督やGM、他のスタッフも僕が群馬にいたことを覚えていてくれて、プレーなどを評価していただいた。クラブのビジョンだったり、そういうところがあって、もう1回成長できると言われました。僕もこの中でも一番上ですし、チームの中でも(本間)幸司さんの次に年齢が上なんですけど、若い選手たちと一緒に成長できると思ったんで加入することに決めました。今シーズンの目標は、自分の目標がチームの目標。自分がね、例えば全部スタメンで出て、目標達成したとしても、チームの目標が達成されなければそれは、ただの自己満足になってしまう。本当にチームの試合に出ても出てなくても、チームの目標が本当に僕の目標。それが達成できれば、別に何でもいいっす。サポーターに見てほしいところは、ゴール前での反応、一対一の部分を見てほしいです。札幌ではビルドアップをペトロヴィッチ監督に相当言われたんで、そういうところも見せていけたらいいなと思います。アツマーレに来るときはそんな不安はなかったんですけど、ロッカーだったり、筋トレルームで、あと駐車場か、幸司さんが止めたり使うようなところを絶対に止めちゃいけないって思ってたんで、そこだけは周りの選手たちに『ここは幸司さんのだから』っていうのを聞いて、なるべくもう入る前からそれを理解していました。違うところに車を停めて、違うところでストレッチしました。すごく尊敬してる、すごくいい先輩です。今シーズンよろしくお願いします」


久保征一郎選手
「背番号22番、久保征一郎です。水戸に入ることを決めた理由としては、まず練習参加した際に自分の特徴だったりプレーっていうのをすごく前面に出せましたし、周りの方々の雰囲気だったりっていうのがすごく良くて、すぐチームに溶け込めたイメージがあったので加入することに決めました。今シーズンの目標と抱負としては、監督からもあったようにJ1昇格というのが一番の目標で、自分としてはチームを勝たせるゴールを決め続けるっていうところにしました。サポーターに見てほしいところとしては、自分のゴール前での駆け引きや迫力っていうのを一番見てもらいたいですし、点に絡めるところを一番に見てもらいたいです。あとはサポーターの方々とすごくコミュニケーションを取るのが好きなので、たくさん話ができたらいいなと思ってます。アツマーレはすごく自然に囲まれたいい場所だなっていうのと、道中はすごく何もないかったりしたので、『本当にグラウンドがここにあるのかな?』っていう不安はありました」


甲田英將選手
「背番号23番、ミッドフィルダー甲田英將です。加入の決め手は、ピッチ内外で成長できる環境が整ってると思いましたし、濱崎監督からも熱い声をもらい、自分が活躍してチームを勝たせる選手になりたいっていうところが目標だったので加入させてもらいました。今シーズン目標は10点10アシスト。目標を高く持って、目に見える結果っていうところを今年はしっかり出していきたいなというふうに思ってるんで、それを目標にしました。サポーター見てほしいところは、自分はドリブルで相手を切り崩すってところが得意なので、そこを見てほしいところと、あと両足を使えるところもストロングポイントなので、そこを注目してほしいです。自分が住んでるところからアツマーレまで40分ぐらいあり、朝が苦手なのでそこが不安だったんですけど、大丈夫だったんで良かったです。お願いします」


山崎希一選手
「24番、ミッドフィルダーの山崎希一です。水戸ホーリーホックへの加入の決め手は、まず最初にオファーをもらったってところと、あとすごい選手育成に長けてるなって思ってて、ずっとJ2にいるチームですがJ1へのステップアップする選手が多く、自分もそのチームに入ればもっと選手として成長していけるんじゃないかなと思って加入を決めました。今シーズンの目標は、チームとしてJ2優勝を掲げている中で、自分は試合に出場し、ゴールやアシスト合わせて合計10っていうのを目標にしたいです。サポーターに見てほしいところは、常にボールに関わり続けて、その中で個人での突破っていうところもできるので、そういった点を見てほしいです。自分が生まれたところは和歌山で、猪も出るし、すごい田舎。茨城よりも田舎の町だったんで、アツマーレの環境への不安は全然なかったです」


得能草生選手
「30番、フォワード得能草生です。水戸ホーリーホックへの加入を決め手は、すごい早い段階で自分に声をかけていただいたという点と、選手として成長できる環境だなっていうふうに思った点です。今シーズンの目標は、結果でチームに貢献したいと思います。サポーターに見てほしいところは、前を向いて仕掛ける姿勢だったり、ドリブル突破を見てほしいです。アツマーレに来るとき、『なかなかグラウンドにつかないな』って最初はちょっと不安になったんですけど、それ以外はすごいいい環境でした」


碇明日麻選手
「背番号32番、ミッドフィルダーの碇明日麻です。加入を決めた理由は、練習参加したときに高校生の自分にしっかり要求してくださったことと、熊本にGMの西村さんが説明に来られて、そういったところで自分がプロキャリアをスタートさせる上で、水戸ホーリーホックが一番自分に合ってるなと思ったので加入を決めました。今シーズンの目標は10試合以上スタメン出場。試合に出るだけじゃなくて、そこでしっかり結果っていうのを伸ばしていきたいと思ってます。サポーターに見てほしいところは、高さを生かしたヘディングと両足のキックっていうところを見てほしいです。まだ自分も免許持ってなく、長尾優斗さんに送ってもらっています。事故というか、そういった不安はないですし、自分も結構田舎の方から来たんで親近感が湧いたというか、そういった部分では慣れ親しんだ環境でサッカーができるんじゃないかなと思ってます。一年間、よろしくお願いします」


牛澤健選手
「背番号33番、ディフェンダーの牛澤健です。加入の決め手は、一番最初にオファーをいただけたということと、あとサッカープレーヤーとしても1人の人間としても、その両面でものすごく成長できる環境があるなと思って決めました。今シーズンの目標はプロ1年目からたくさん試合に出てチームの勝利に貢献することと、あとはチームの目標であるJ1昇格に貢献して、見てくれる方々の心を揺さぶれるように頑張りたいと思います。サポーターに見てほしいところは、ゴール前での体を張った守備だったり、あとはカバーリングだったり、予測の部分を見ていただきたいです。練習参加のときに送り迎えをしてもらったんですけど、そのときの街並みというか、練習場に向かう途中の風景にはちょっとびっくりはしたんですけど、ものすごく空気が綺麗なところでいいところだなと思いました」


飯泉涼矢選手
「背番号35番、ディフェンダー飯泉涼矢です。水戸に加入を決めた理由は、社会との繋がりだったり、地域との繋がりをとても大切にしているクラブで、選手としても1人の人間としても一回り成長できると思ったので決めました。今シーズンの目標は、まず1年間怪我をせずに戦い続けることと、その中でJ1昇格への目標達成のためにプレーで貢献することです。サポーターに見てほしいところは、空中戦のところだったり、ゴール前で体を張った守備など、オンザピッチとオフザピッチの温度感の違いを見てほしいです。アツマーレは実際ちょっと今でも不安なことがいっぱいで、似たような道があって迷っちゃうんでナビを見ながらいつも来ています。1年間よろしくお願いします」


齋藤俊輔選手
「背番号38番、ミッドフィルダー齋藤俊輔です。加入の決め手は、水戸ホーリーホックは様々な取り組みをしていて新人で1年目でも自分が成長できると思ったため加入することを決めました。今シーズンの目標は、自分のゴールやアシストでチームの勝利に貢献することです。サポーターに見てほしいところは、自分のドリブル突破だったり、相手を剥がすところや右足のシュートを見てほしいです。練習参加で何度か来て、アツマーレがどういう場所かはわかっていたんで、そこまで不安にならなかったです」


石井隼太選手
「背番号42番、ディフェンダー石井隼太です。加入の決め手は、練習参加をさせてもらったときに自分に対してすごい高い要求をしてくれて、自分はそれがすごく嬉しくて、このチームなら成長できるんじゃないかと思い、決めました。今シーズンの目標は、自分のゴールやアシストでチームを勝利に導きたいです。また、数字にこだわってシーズンを戦いたいです。サポーターに見てほしいところは、サイドバックなので上下動だったり、左足のキックに注目してほしいです。アツマーレはすごい山奥にあって、初めて練習参加したとき、『こんな山奥にグランドあるのかな?』っていう不安がありました」

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