J2第7節栃木SC戦 「味わった悔しさも屈辱も忘れない。借りを返すべく挑む一戦。北関東のライバルを叩き、秋葉体制初の3連勝を飾りたい」【プレビュー】
小吹の借りは小吹で返す
あの悔しさは忘れてはいない。
昨年9月18日、雨のカンセキスタジアムで行われた栃木との北関東ダービー。終盤、水戸は猛攻を仕掛けたものの、栃木の粘り強い守備をこじ開けることができず、スコアレスドローに終わった。試合終了の笛が鳴り響いた瞬間、9年間守り続けてきた北関東王者の座を失うことが決まった。失意に暮れたあの姿から立ち上がり、さらに強くなった姿を見せなければならない。「昨年連覇が途切れてしまったので、もう一度初心に返るというか、チャレンジャーとして挑んで、サポーターを喜ばせることを考えて戦いたい」。平塚悠知は力を込めた。
そして、一昨年ホームで栃木に敗れた悔しさも忘れるわけにはいかない。中山開帆は今でも昨年のホームでの栃木戦で「小吹の借りは小吹で返せ」という横断幕が貼り出されていたことを鮮明に覚えているという。一昨年アウェイの栃木戦で勝利はしたものの、昨年のホームでの栃木戦は1対1のドローに終わった。いまだにあの雪辱を果たせずにいる。「2年越しになってしまいますが、今年は絶対に借りを返して、サポーターのみなさんと一緒に喜びを分かち合いたい」。中山が力強く口にしたその言葉こそが、今節チームが背負う唯一無二の使命だ。意地とプライドを胸に、試合に挑んでくれることだろう。
(残り 1159文字/全文: 1791文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ