デイリーホーリーホック

小島耕取締役インタビュー「片手に論語、片手に算盤。夢をかなえるための『11のゴール』(前編)」【インタビュー】

【写真 佐藤拓也】

2019年、過去最高の戦績をおさめたチーム同様、
フロントも過去最高の結果を残した1年だった。
過去最多の観客数を記録し、売り上げも昨年比約20%増。
推し進めてきたフロント改革が数字になって表れたと言える。
ただ、チームの変化と比べてフロントの変化は見えにくいもの。
ということで、フロント改革のキーパーソン3名にインタビューを実施。
まずは改革のリーダー的存在である、小島耕取締役に話を伺った。

クラブに誇りを感じられるような組織にしていきたい

Q.今年4月に社外取締役に就任し、その後常勤に取締役となりました。まず、取締役に就任する経緯を教えてください。
「昨年の12月に西村卓朗GMとはじめて会ったのですが、そこから激動の一年がはじまりました(笑)。西村GMから『クラブに改革の機運が出てきている』ということで、人脈とプロモーション周りの知見をクラブに注入してくれないかという打診をいただきました。私も自分が役員を勤める会社に在籍していましたので、社外取締役という立場で週に1~2回は水戸のために協力できるかなと思いますという返答をしました。それで4月に就任したのですが、仕事をさせていただいているうちに楽しくなってきたんですよね。それでアツマーレに来る回数が増えていきました。当初クラブは営業や広報、グッズなど縦割りの色合いが強かったので、そこに部署を超えての横串を刺す必要があると感じたんです。そこで自分ができることを沼田邦郎社長や西村GMなどに相談したところ、『9月から常勤として働いてくれないか』という話を受けたんです。そこからは本当に忙しくなってしまいましたね(苦笑)」

Q.映像制作会社の役員が、どうやって西村GMと接点ができたのですか?

(残り 4655文字/全文: 5452文字)

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