J2第12節FC町田ゼルビア戦「隙を突くために繰り返した“ある動き”。『準備』と『徹底』の重要性が詰まった先制ゴール」【コラム】
「狙い通りでしたね」
黒川淳史は63分の先制点の場面を自信に満ちた表情でそう振り返った。
右サイドに開いた茂木駿佑がDF裏に入れたボールに反応して走り込んだ黒川がループシュートをゴールに沈めた。
町田にとっては一瞬の気の緩みが出た場面であった。
水戸が中央でFKを得ると、岸田翔平を経由して右サイドの茂木に展開した。「こまめにラインアップしてくる」(黒川)町田だが、基本的に水戸がボールを下げた時にラインを上げてそのままプレスをかけて追い込むことを徹底している。しかし、この時は右サイドでボールを受けた茂木にプレスがかかっていない状況にも関わらず、中途半端にラインを上げてきた。水戸はその隙を逃さなかった。
そして、その隙を突くために、水戸はある動きを繰り返し続けていた。
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