デイリーホーリーホック

J2第9節 vsヴァンフォーレ甲府「浅野・伊藤・志知・黒川・前」「選手コメント」※無料記事4,086文字(2019/4/14)

〇浅野雄也選手

Q.途中出場でチャンスを作りました。

「毎回言うことは同じなのですが、最後のところですよね。決めきれないと、途中交代の大きな仕事ができたとは言えない。途中で出る選手に求められるのは得点。早く点を取りたいです」

 

Q.投入された時間帯はオープンな展開になっていました。個で打開することを意識しましたか?

「自分の持ち味を出すことと『ヒーローになってやる』という気持ちを持って試合に出て、『前に、前に』という意識でプレーしました。それはそれでよかったと思うのですが、その中で周りを使う柔軟性だったり、多彩な攻撃の組み立ても覚えないといけないと思います。それが自分の課題だと思います」

 

Q.浅野選手が出てから点を取ることができました。

「勢いをもたらせたことはよかったと思います。ただ、自己中的な発言をすると、点を取りたかったという思いは強いです」

 

〇伊藤槙人選手

Q.開始早々に失点してしまいました。

「本当によくない時間帯の失点でしたし、セットプレーでしたし、集中しないといけない場面でした。もっと声をかけ合って、守らないといけなかったと思います」

 

Q.その後の雰囲気はどうでしたか?

「早い時間帯の失点はよくないですが、前半のうちに1点を返せたのがよかったですね」

 

Q.後半はオープンな展開となりました。

「個人のところで負けたくないと思っていましたし、リスクマネジメントを集中しました」

 

Q.長谷部体制初の逆転勝ちです。

「あの時間帯に点を取れたのは大きい。失点してしまいましたが、1失点で我慢して、最後に点を取ることができた。勢いがつくと思います。本当によかったと思います」

 

Q.首位に立ちました。

「まだ9節ですから。全然おごることなく、もっともっと上を見てやっていきたいと思います」

 

〇志知孝明選手

Q.素晴らしいFKでした。

「今週の練習でトレーニングしていましたし、あの形の映像も見ていました」

 

Q.練習通りだったのですか?

「蹴る前に(清水)慎太郎君からアドバイスを受けて、『俺が(壁を)潰すから』と。それで(壁の)外から巻いて慎太郎君の上を通すボールを狙いました。狙い通り蹴ることができました」

 

Q.勝負を決めるゴールとなりました。

「前節は僕のところから失点してしまったので、取り返すじゃないですけど、勝利に結びつけるゴールを決められたことはよかったと思います」

 

Q.千葉戦に続く、終了間際のゴールです。

「FKを獲得した瞬間、自分が蹴ろうと思っていました。その気持ちがゴールにつながったんだと思います」

 

Q.常にゴールに直結する仕事をしたいと言っています。

「今日に関しては、勝利に結びつくゴールを取れたのでうれしく思っています」

 

Q.今年初の逆転勝利です。

「早い時間帯に失点してもチームが落ちず、やることをやったことによってゴールにつながりました」

 

Q.得点後のチームの雰囲気は?

「リードした後の戦いの課題が前節出ましたし、今週確認しました。今日は同じ形ではありませんでしたが、1点取った後、ジョーがキープしてくれたり、意志を共有しながらできたと思います」

 

Q.甲府は外国人を前線に3人並べてきました。どう対応しようとしましたか?

「最初は自分のサイドにジュニオール・バホス選手がいました。彼はスピードがあるという情報があったので、うまく距離を空けながら対応できたと思います。DF陣みんなが個人のところでやられないことを意識して守れていたと思います」

 

Q.ボールを持った時、前線の外国人の守備が甘く、サイドバックが持ち上がることができました。

「相手がリトリートしてくることは分かっていました。もっとうまく崩せればよかった。なので、練習でもっとコンビネーションを合わせていけるようにしたいと思います」

 

Q.タフなゲームを勝ち切れたことはチームにとって大きいのでは?

「次につながる勝利だと思いますし、勢いに乗れると思います。でも、大事なのは次。明日の練習試合からチーム一つになって次に向かっていきたいと思います」

 

〇黒川淳史選手

Q.前節に続く、黒川選手らしいゴールでした。

「(村田)航一君のところにボールが入った時にこぼれてくると思っていました。航一君はああいう場面で粘れるので、しっかりと予測しながらボールに反応することができました。そしたら、予想通りボールがこぼれてきたので、相手を見て、冷静に決めることができました」

 

Q.DFをかわした後、GKも冷静に見ることができていましたね。

「結構時間があったので、冷静に見て、空いているスペースに蹴ることができました。前節点を取れたので、ゴール前でリラックスすることができました」

 

Q.5バックの相手に対して、ああやって侵入していくプレーが必要となりますね。

「今日はボランチ脇が結構空いていたのですが、ボールを持っているだけの時間帯になることもあった。どこかでああやって勝負するプレーが必要だと思っていました。五分五分のボールになるかもしれないけど、チャレンジすることが重要になってくると感じていました。監督もそういうプレーを求めていました。今日は航一君が先発して、前線で起点になってくれていた。なので、やりやすかったですね」

 

Q.開始早々に失点しましたが、戦い方は変えなかった?

「立ち上がりは集中して入らないといけなかったのですが、まだ90分近く時間があったので、戦い方を変えずに我慢強く戦えば、追いついて逆転できる自信はありました。その結果、ちゃんと勝ちきることができてよかったと思います」

 

Q.その自信は今季戦いながら得たのですか?

「そうですね。これまでほとんどの試合で得点することができています。なので、このチームは先制されても追いつけるという自信があります。千葉戦も追いつくことができましたし、そういう力を持っていると思っていました。前半失点しましたが、早い時間帯にゴールを決めることができた。あの時間帯で追いつけたことによって、最後のところで力を注ぐことができるようになったと思います。ただ、あのゴールも僕1人で取ったゴールではありません。全員で連動して、いい形でゴール前まで運んだ結果、僕のところにボールがこぼれてきただけ。チームとして連動できたことがよかったと思います」

 

Q.長谷部体制初の逆転勝利です。

「昨年は失点後に追加点を決められることが多かった。でも、今日も失点した後も落ち着いて、ボールを保持しながらゴールに迫ることができていた。昨年から主力としてプレーしている選手が何人かいるので、そういう選手が中心となって流れや雰囲気を感じながらプレーできたと思います。失点のところは改善しないといけないですし、複数得点・無失点で勝つのが僕らのモットー。そこを目指した中で攻撃陣が複数得点を挙げられれば、DF陣はしっかり守ってくれると思う。ゴール前の質はまだまだ。もっと怖さを出せるようになると思うので、さらに磨きをかけていかないといけないと思います」

 

Q.首位に立ちました。

「まだ実感はないですし、目の前の試合に集中して勝つだけ。一戦必勝というか、一つひとつの試合に勝つことが上位に行く秘訣だと思います。そんなに順位を気にしてません。リーグが終わった時に上の順位にいられるようにするだけ。すべて一つ一つの積み上げの結果だと思います。まず、しっかり回復させて、次のアウェイ戦に準備したい。今日もたくさんのサポーターが遠いところまで足を運んでくれた。次も遠いところでの試合ですが、しっかり勝利をして水戸に帰れるように準備したいと思います」

 

Q.恩師である伊藤彰監督の前でゴールを決めることができました。

「彰さんのチームと対戦ということに関して、いろんな思いがありました。うれしい反面、不思議な感覚がありました。でも、自分が成長している姿を間近で見せられたことはよかった。これを続けていかないといけない。2試合連続ゴールとはいえ、まだ何も成し遂げたわけではない。とにかく一つ一つの試合をしっかり戦うことに集中したい。次節も結果を残せるように、しっかり準備をして臨みたいと思います」

 

〇前寛之選手

Q.タフなゲームを制しました。

「前節は最後のところで失点して引き分けに終わってしまいました。今日はいきなり先制されて難しい展開になりましたが、前半のうちに1点を返せて、最後まで拮抗した展開に持ち込めて、志知君があの場面で沈めて勝てたことは大きいと思います」

 

Q.開始早々に失点してしまった後のチームの雰囲気はどうでしたか? 前選手はどのような声をかけましたか?

「僕らとしても予想していない失点でした。立ち上がりから勢いよく出て行こうという話をしていた中での失点だったので、あの立ち上がりはしっかり整理しないといけない。ただ、早い時間帯だったこともあり、逆に落ち着いて自分たちのサッカーをしようという感じで、0対0と変わらずに戦おうという意志統一ができていました。そういう話を選手同士でしていました」

 

Q.昨季は立て続けに失点したり、悪い流れを断ち切れない試合が多々ありました。そこからチームとして成熟してきたように感じます。

「昨季は失点してから逆転する試合がなかった。今年は失点してから追いつくことができているし、今日は逆転することができました。こういう試合を増やせば、勝ち点を積み上げることができる。1人1人が時間帯を考えて、変えないといけないのか、このままでいいのか、判断しながらプレーできつつあるし、それを共有することができていることが今日の逆転につながっているような気がします」

 

Q.昨季の経験が生きている?

「大きいと思いますよ。水戸のサッカーがこの2年で大きく変わっていると思います。たとえば、ホソさん(細川選手)が中心となって引っ張ってくれていますが、それまで蹴るようなサッカーをしていた中で一番のベテランがこの年齢になって、今の戦術に合うように成長している。しかも、キャプテンとしてチームを引っ張ってくれている。それは大きいですね」

 

Q.チーム全体で成長できている実感がある?

「ありますね。だから、先制されても大丈夫だと思うことができるんだと思います」

 

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