【コメント】湯澤洋介選手「残り2試合、まだまだこんなもんじゃないというところを見せたい」（2017/11/8）※無料記事

2017年11月09日 6時42分　
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【写真　水戸ホーリーホック】

Q.前節を振り返ってください。納得できない試合だったとは思いますが。
「前半押し込まれていましたが、うまく耐えて、こっちも何回かチャンスを作れたけど、悪い時間帯に失点したことがすべてだと思いますね。そうなると、長崎さんは守備が堅いからなかなか崩すのは難しい。もったいない失点だったし、ダメージのある時間帯だった。もったいなかったなと」

Q.前半途中から3バックの横のスペースでボールを受けてチャンスメイクできるようになりました。ああいうシーンをもっと増やしたかった？
「そうですね。あれだけ守備で引くと、自分のよさを出せない。大事なのは駆け引きだと思う。相手のウイングバックを下げさせるような駆け引きができてれば、違う展開になっていたと思います」

Q.前半の失点場面は敵陣から必死にスプリントをかけて相手についていきました。対応自体は悪くなったように見えましたが。
「あの場面に関しては、（佐藤）祥が引き出されてしまって、あそこで簡単にクロスを上げさせないようにしないといけなかったというのが一つ。それと、ゴール前に関して、普段自分があそこまで下がることはなくて、相手についていった時にホソさん（細川選手）に『コイツどうする？』って聞いたんですよ。そしたら、その選手のマークではなく、祥が出ていったスペースを埋めてほしいと。なので、飯尾選手のマークを捨てたのですが、最終的にそこにこぼれてきて決められてしまった。あそこは何が正解だったのかは分からない。ホソさんが言うのは、あそこで俺に最後までついていかせてもよかったかもしれないと。ゴール前で1人余らせることができていれば、ファンマのところにもう少し強く行けたかもしれないと。監督はそう言っていました。これから映像を見てミーティングをしますが、瞬時の判断だったの難しいところがありました」

Q.ただ、あそこまで湯澤選手がついていったことは素晴らしかったと思います。
「最後のところでマークを外してしまって、その相手に決められたので悔しいです」

Q.後半はリトリートされて決められてしまいました。
「前半のようにボールを受けられなくなって、自分のよさをまったく生かすことができなくなりました」

Q.前半は3バックの横で受けるようにして、後半は相手のボランチの脇で受ける回数が増えました。
「中でゲームの流れを変えたいという思いが強くて、ボールをたくさん触ってどんどん出ていこうと思っていたのですが、全然ボールが来なかった。サイドに開いても、ボールが入ってこなかった。不完全燃焼の後半でした」

Q.引かれた時の打開策についてはどう考えていますか？　前半のようにスペースがなくても、ある程度サイドで起点を作って攻めるのか。中から攻めていくのか。
「前節はロングボールが増えましたよね。でも、相手がセットした状況でロングボールを入れていたので、相手は対応しやすかったと思います。あまり効果的な攻撃はできていなかったと思います。ロングボールを入れるのだったら、中盤の選手がセカンドボールを拾うことにもっと集中しないといけない。チグハグだった感じがします。もっと自分がボールをもらって、相手をかわすことができれば、スペースが空いたと思います。いかんせんボールももらえなかったので、難しかったですね。ボールを引き出すポジションをもっと見つけられるようにならないといけないし、そこに入った時にもっとボールを要求しないといけない。残り2試合ですが、まだまだこんなもんじゃないというところを見せたいですね」

Q.勝敗も大事ですが、水戸らしさを出し切れていないことにもどかしさを感じてしまいます。
「そうなんですよ。ここ数試合、それはプレーしていても感じます。特にプレスのところで水戸のよさを出せていない。徳島戦は相手がうまくて、プレスがはまらなかった。あまり行き過ぎて裏返されるのが怖かったというのがありますが、長崎戦はもっと前から行きたかったという思いはあります」

Q.水戸は積極的な守備でリズムを作るチームだと思います。
「僕もそう思います。相手もそっちの方が嫌だと思います。そこをベースにしたいのですが、今はそこが出ていないですよね」

Q.残り2試合、自分たちらしさを出したいですね。
「水戸らしさを見せたいですね」

Q.次はホーム最終戦です。昨年は負けて悔しい思いをしました。
「ホーム最終戦というより、残り2試合勝てば、勝ち点60に乗せることができる。（リーグ戦が42試合になってから）最高勝ち点は56。チーム全員勝ち点60を意識しているし、チームとして明確な目標にしている。残り試合、1つも落とさずに勝ちに行きたいです」

Q.ゴール数も含めて、今季のプレーに納得していないところもあるのでは？
「してないですね。目に見える結果にこだわって臨んだシーズンだっただけに全然納得できないですね。でも、チームは昨季よりもいい成績をおさめている。だから、難しいですよね。最後は自分のアシストやゴールでチームを勝利に導きたいと思います。チームとしての役割をしっかりした上でゴールやアシストを目指せるようにしたいと思います」