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勝点3の中の危機感……2024-J2第10節・藤枝戦(H)マッチレビュー

 

▼2024明治安田生命J2リーグ 第10節

4月14日(日) 14:03キックオフ/ニッパツ三ツ沢球技場(4,777人)

横浜FC 2-0 藤枝MYFC(Jリーグ公式サイト

【得点】
10′ 横浜FC/ンドカ・ボニフェイス
85′ 横浜FC/カプリーニ

 

試合後の記者会見場に現れた四方田修平監督は固い表情で、開口一番「内容は悪かったと思っています」と切り出した。いつもは結果にかかわらず最初に述べるサポーターへの感謝を後回しにして指揮官からその言葉が口をついて出たことが、この試合を象徴している。

前節のいわきFC戦に続くJ2昇格2年目となるチームとの対戦は、序盤に先制してその後は失点を許さず、終盤に追加点を挙げて勝ちきる、絵に描いたような流れで勝点3を得た。しかし監督や選手も、勝ったことでの安堵感はあっても喜びに浮かれる様子は微塵もない。「難しい、課題の多い試合だった」(井上潮音)、「満足する内容ではない」(福森晃斗)、「相手のクオリティに助けられた部分は正直ある」(ンドカ・ボニフェイス)と、選手たちも厳しい言葉を並べる。チームの課題が浮き彫りになった勝点3だった。

 

【選手交代】(横浜FCのみ)
62′ 潮音→三田、伊藤翔→中野、慶治朗→カプリーニ
81′ 村田→ガブリエウ
89′ 髙橋→ソロモン

 

 

▼勢いに押されるもセットプレーで先制

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