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チグハグなまま痛恨の敗戦……J1第27節・柏戦(H) マッチレビュー

 

▼2023明治安田生命J1リーグ 第27節

9月17日(土) 18:33キックオフ/ニッパツ三ツ沢球技場(11,516人)
横浜FC 1-2 柏レイソル(Jリーグ公式サイト)

【得点】
33′ 柏/マテウス・サヴィオ
38′ 柏/細谷 真大
87′ 横浜FC/マルセロ・ヒアン

 

前節の名古屋戦で負傷して公開練習にも不在だった林幸多郎は、この試合に間に合わなかった。90分間走り続けられるスタミナと、まず守備からしっかり入れるバランス感覚を買われて左ウイングバックのポジションに定着している大卒ルーキーの代役が誰になるのか注目していた。

そのまま武田英二郎を起用するか、山根永遠を左に回して中村拓海に右ウイングバックでチャンスを与えることも考えられた。しかし蓋を開けてみれば山根が左に入り、右にはこのところ攻撃の切り札として途中出場を続けている近藤友喜。この二人の両翼は何度か後半途中から見ているが、それは得点を奪うためにこちらが攻撃的に出て行く際のオプションだとイメージしていた。

守備面での不安はあっても、攻撃で圧倒すればOKという考え方ももちろんある。しかし現在のチームの戦い方は、攻撃よりもまずは先に失点しないことを念頭にしっかり守備から入ることのはずだった。絶対に落とせない残留争いの大一番は、その違和感からスタートした。

 

【選手交代】(横浜FCのみ)
46′ 慶治朗→カプリーニ
62′ 山下→マルセロ
74′ 近藤→坂本、ユーリ→三田
83′ 伊藤翔→高井

 

▼消極的な立ち上がり

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