【コラム】データで考える……横浜ダービー勝利、名古屋戦を前に考えた
今週は練習公開が急きょ中止になり、横浜ダービーで歴史的勝利を挙げた選手たちの声を届けられず残念に思っております。本当はマルセロ・ヒアンとマラドーナの話はこのコラムの枕に使おうと思っていたのですが、思ったより長くなったので分離しました。まあいまだダービーの興奮冷めやらぬ中ですが、次の試合は容赦なくやってくるので、その仕込みにも追われていまして、データをいろいろ見ていたらちょっと面白い発見もあったのでコラムを書いてみたいと思います。でないと名古屋戦のプレビューが長くなりすぎてしまうので……。
ダービー後の会見で四方田修平監督が「相手が変わればまた試合展開も変わってくる」と語ったように、マリノスと名古屋のスタイルは全く違います。ざっくり言えば、マリノスは『ボール保持』、名古屋は『ボール非保持』です。前回、中断期間中のこの【データで考えるコラム】で、3バックに変更後の横浜FCのスタイルが名古屋に似たものになっていると書きましたが、四方田監督の理想としては「ボール保持率は50%を上回っていたい」というのはあるものの、現実的に勝点を拾うとなると致し方ないところでしょう。
実際、試合を重ねるにつれて、3バックに変更して堅守速攻に舵を切った第11節以降の横浜FCと名古屋は、実に似た数字が出てきています。対戦が一巡したリーグ後半戦、第18節以降の勝敗とボール保持率の関係を見てみましょう。
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