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シーズンダブルで成長を示せ……2023シーズンJ1第20節・川崎戦(H)プレビュー

 

■今節の相手:川崎フロンターレ

▼基本情報

【横浜FC】
16位/勝点14/3勝5分11敗/得点14/失点37
主な得点者:小川航基(6)、山下諒也(1)、井上潮音(1)、ンドカ・ボニフェイス(1)、近藤友喜(1)、ユーリ・ララ(1)、マルセロ・ヒアン(1)、伊藤翔(1)
主なアシスト:カプリーニ(2)、近藤友喜(2)、山根永遠(2)、長谷川竜也(1)、伊藤翔(1)、小川慶治朗(1)
出場停止:なし

【川崎】(消化試合が1試合少ない)
10位/勝点25/7勝4分7敗/得点21/失点21
主な得点者: 宮代大聖(4)、脇坂泰斗(3)、瀬川祐輔(2)、家長昭博(2)、小林悠(2)、登里享平(2)、ほか
主なアシスト:家長昭博(4)、脇坂泰斗(2)、瀬古樹(1)、大島僚太(1)、レアンドロ・ダミアン(1)、ほか
出場停止:なし
昨季の成績:2位

 

▼前回対戦を振り返る

第14節(5/20)、ホームで2-1の勝利。川崎は脇坂泰斗とジョアン・シミッチ、横浜FCも小川航基とユーリ・ララが出場停止だった。ボールをつないでくる川崎に対し引いて守り、人数をかけて攻め込ませてカウンターの罠にハメた。前半終了間際に井上潮音のスーパーゴール、後半開始直後に山下諒也の爆走ゴールで2点をリード。後半は川崎の猛攻を浴びたが、スベンド・ブローダーセンのスーパーセーブもあって瀬古樹の直接FK弾の1失点に抑えた。

ただ横浜FCにとってはこの試合での成功体験が、次節のセレッソ戦でも引いて守る戦い方を選択させた。ロングカウンターをケアされると攻撃でチャンスを作れず、また引いたことでセレッソの得意なクロス攻撃を誘発し、0-2で敗れた。その反省によって第16節・鳥栖戦から「ゴールを守るだけでなく、ボールを奪ってチャンスにつなげる」(四方田修平監督)“新段階”に入り、以後は守備が安定し、ロングカウンターだけでなく高い位置でボールを奪ってのショートカウンターからの得点も期待できるようになった。

川崎は前回対戦時も10位だった。消化試合が1試合少ないとはいえ、優勝か準優勝という近年の成績からすると低迷が続いている。前節も、横浜FCとの前回対戦と同じように、名古屋を相手に64.3%もボールを保持しながら守りを固める相手を崩せず、GKのミスとセットプレーの流れから失点し0-2で敗れた。今季の総得点21はJ1リーグでワースト4位タイ。レアンドロ・ダミアン、マルシーニョといったフィニッシャーが故障で開幕からろくに稼働していないことが響いている格好だ。

 

 

 

■シーズンダブルで成長を示せ

▼内容と比例しない勝点

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