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サブメンが見せた「プロのしるし」……天皇杯2回戦・岩手戦(H)マッチレビュー

 

▼天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会 2回戦

6月21日(水) 19:00キックオフ/ニッパツ三ツ沢球技場(1,820人)

横浜FC 4-1 いわてグルージャ盛岡

【得点】
15′ 岩手/松原亘紀
35′ 横浜FC/中村拓海
68′ 横浜FC/サウロ・ミネイロ
73′ 横浜FC/サウロ・ミネイロ
78′ 横浜FC/オウンゴール

 

横浜FCにとっての天皇杯初戦は、昨季ともにJ2リーグを戦ったいわてグルージャ盛岡をホームに迎えた。両者とも中2日でそれぞれリーグ戦を控えており、和田昌士、松原亘紀とリーグ戦の主力も先発させた岩手に対し、横浜FCは完全ターンオーバーで試合に臨んだ。

アグレッシブに攻め込む岩手に対し、横浜FCは試合勘を取り戻したい選手も多く出場する中、立ち上がりは押し込まれる展開が続く。そして15分、この日はボランチに入った高井和馬のボールロストからピンチを招くと、ショートカウンターで松原にネットを揺らされ先制点を許してしまう。

追いかける横浜FCも徐々にペースをつかみ、右は山根永遠が、左は新井瑞希が仕掛ける場面が増える。そして35分、左CKのチャンスをペナルティエリア外から中村拓海がダイレクトボレーを突き刺し、1-1で前半を折り返した。

後半は拮抗した展開が続き、横浜FCは64分に高塩隼生、長谷川竜也、サウロ・ ミネイロを投入する3枚替えを決行。この交代が功を成し、68分に今度は橋本健人の右CKからサウロが頭で合わせて逆転に成功。波に乗った横浜FCは73分、中村のクロスから再びサウロがダイナミックなヘディングシュートで3点目を奪う。さらに79分、高塩が右サイドから前線に送ったクロスを橋本健人が拾い、再び中に入れたボールが相手のオウンゴールとなり勝負は決した。

岩手には昨季J2でのホームゲームでは0-3で完敗した苦い思い出があった。それを払拭し、今シーズン公式戦最多の得点数で勝利を収めた。

 

【選手交代】(横浜FCのみ)
64′ 山根→高塩、坂本→長谷川、新井→サウロ
74′ 伊藤翔→三田
81′ 拓海→宇田

 

 

▼サブメンが見せた「プロのしるし」

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