【シリーズ】2022 シーズンレビュー vol.5……理想と現実の間で
2021シーズンは最下位でJ2降格。“1年でのJ1復帰”を掲げてスタートした横浜FCトップチームは、2位でその目標を達成した。23勝11分8敗、勝点80。優勝には届かなかったが、一度も4位以下に落ちることはなかった。しかし順風満帆の旅路だったかというと、そうではない。23勝のうち、複数得点差をつけたのはわずか5試合。優勝した新潟が25勝のうち15試合を複数得点差で制していることに比べると、いかにきわどい勝利をものにしてきたかが分かる。
苦戦を重ねながら、指揮官と選手が試行錯誤し、成長してきたことが昇格として結実した。2022年の終わりに、今季のトップチームの戦いを振り返ってみる。全6回の予定。
(vol.1 予感。偏ったバランス) (vol.2 快進撃の裏に)
(vol.3……限界と転換) (vol.4……二度目の躓き)
▼守備に軸足を置き1-0での3連勝
リーグ戦も残り12試合。下位チームを相手に3失点の敗戦が続いたことで、指揮官は決断する。
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