2017年08月04日 18時50分　
カテゴリ： 選手コメント

【試合に向けて】
エリク モンバエルツ　監督

「（清水戦について）精神的な部分の話をすると、我々は前半の終わりにPKを決め切れず、反対に相手は大ピンチをしのいで後半に入ることができた。我々はメンタル面で後半のスタートをうまく切れなかった。ただ、これは選手にも話したことだが、清水戦では2回のリードがあった。上位を狙うには勝ち切らなければいけない試合だった。2点差以上のリードにするチャンスもあったが、2回のリードを守って勝ち切るべき試合でもあった。特に1失点目が残念で、セットプレーでの厳しさが足りなかった。
（1トップの人選について）この前のゲームに出たFWの選手は私の要求に応え、チームのためにプレーしてくれた。私としてはそのプレーに満足しているし、いまのところ代える必要はないと思っている。あとはウーゴ（ヴィエイラ）もコンディションを上げているが、いまのところ代える必要はない。（伊藤）翔はまだ試合は難しい。休んでいた時間が長いし、合流したのも今週に入ってから。来週末の試合に間に合うかどうかだろう。

（PKがあったら齋藤に任せるか？）

その時の状況による。齋藤のほかにもマチ（中町）やマルティノス、ウーゴもキッカーとしている。ただ、私としてはPKを獲得した選手が蹴るのは避けたい。ファウルを受けた選手は負傷している可能性があるし、感情的にもストレスを抱えているかもしれない。大きな大会でもPKを獲得した選手が決める確率が低いというデータがあると思う。

（新潟戦について）

大事なポイントはたくさんある。基本的には守備をしっかりさせて、相手の背後を突くこと。新潟は危険なカウンターを持っているのと、セットプレーに注意しなければならない。明日いつも以上に焦点を当てるべきことは、自分たちがボールを持っているときのプレー。前日の練習では二つのオプションを試した。明日どちらのオプションでいくかはこれから考える。

（中澤と天野のコンディションについて）

ボンバーは（中澤）おそらく大丈夫だと思う。日を追うごとに良くなっている。ただ明日の試合で何が起きるかわからないので、（パク）ジョンスをメンバーに入れることを考えている。（天野）純をどこで使うかがオプションの内容になる。けがについては最終確認するが、基本的には大丈夫だと思う。ネガティブな報告は受けていない」

FW 17 富樫 敬真

「清水戦は自分にとって久しぶりの先発だったので、まず力んで空回りしないことを意識した。ダイアゴナルの動きや、ボールを収める場面での強さ、あとクロスに対してニアに入ること、それから前線での守備といった、地味だけどチームに必要な仕事をしっかりやることを心がけた。それで勝てればいいけど、勝てなかったときは点を取れなかったFWの原因になってしまうもの。だからといって焦りはないし、チームが勝つためにプレーする。自分が得点することだけを考えたら違うのかもしれないけど、チームのタイトルがほしい」

MF 20 マルティノス

「たくさん走っているので疲れはあるけど好調だ。清水戦でゴールを決めて4ゴール4アシストになったけど、シーズンはまだ半分近く残っている。残りのシーズンでも同じくらいの数字を残せれば、結果的に今の2倍くらいのゴールとアシストにできるはずだ。チームとしてはもっと頭を使ってプレーすることが必要になる。あまりにも無駄走りが多いと夏場は疲れてしまう。清水戦の2失点目はオープンなスペースを相手に突かれたので、頭を使ってポジショニングすることが大事」

MF 10 齋藤 学

「メンタル的には難しい状況だけど、試合に出るからには責任がある。全員が試合に出られるわけではないし、試合に出た選手はしっかりプレーしなければならない。自分も含めて全員をフラットに見てほしいと監督に言っている。全員が良い状態というのは難しいし、苦しい状況の選手もいるわけだけど、だからこそしっかりプレーしたい。チームが強くなるために今年、優勝争いすることが大事なのはみんながわかっていること」

DF 13 金井 貢史

「先週は木曜日の時点でレギュラー組だったけど、金曜日は違った。だから今週も試合にならなければわからない。競争が激しいポジションなのはわかっているし、毎試合勝ち抜いてポジションを奪わなければいけない。清水戦では久しぶりにベンチから試合を見た。後半は相手ペースで、そういうときこそ一体感が大事。声でまとまるのは難しいので、だからこそプレーで示すしかない。自分が出場したらそういうプレーを見せたい。あとは（齋藤）学を気持ちよくプレーさせること。それが自分の仕事になる」

MF 14 天野 純

「水曜日の練習で右足のふくらはぎを痛めた。木曜日の練習はスプリントが多いメニューなので回避して、別メニューで調整した。スプリントをすると痛みがある。キックに関しては問題なかった。ここまでフルタイムで出ているし、休みたくはない。ただ初めての負傷の箇所なので慎重になっていて、検査は行っていない。新潟戦に関しては監督が決めること。自分としてはやるつもりだし、使ってもらえたらしっかりやる。トップ下でもボランチでもしっかり走りたい」

DF 24 山中 亮輔

「清水戦でのアシストの場面は相手があまりタイトにこなかった。（富樫）敬真がニアに走っていたのはわかったけど、後ろにいるのが（天野）純くんかはわからなかった。でもあの位置に入ってきてくれると信じてクロスを蹴った。キックにはわりと自信があるし、ミドルシュートも武器だと思っている。攻撃で違いを出すのが自分の役割。もちろん守備から入るという意識はあるけど、攻撃面で何ができるか。必死にやっていることが結果につながっていると思う」