「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「学くんならこうするかな、と考えながらプレーしていた」(遠藤)・「今の感じだと行ける」(高野) [バンコク戦後コメント]

 

【試合を終えて】
MF 8 中町 公祐

「案の定というか、自分たちのリズムではなくなったときが問題。それは永遠の課題だと思う。若い選手がフレッシュにプレーできているときは持ち味を発揮できる。でもリズムが悪くなったときの引き出しは圧倒的に少ない。でもそれはベテランがやればいいこと。前半は悪いリズムにならなかった。後半は若いサッカーになった。行けるときは行けるけど、相手に行かれてしまう場面もあった。もう少しゲームをコントロールできないと難しくなる。前の選手が点を取れたのは良かったと思う。今年の船出として、勝ててよかった」

GK 21 飯倉 大樹

「相手のレベルは正直高くなかった。でもポゼッションのときにサイドが開き過ぎて一人ひとりの距離が遠い。この相手だからあまり問題にならなかったけど、効果的なポゼッションができているわけではない。サイドハーフの位置取りやボランチの高さ、あとは1トップが顔を出すタイミングもそれぞれ少しずつ合っていない。いまは後ろに重心がかかっていて、ポゼッションのときにボールを奪われるとピンチになってしまう。ゲーム中に指揮を執れる、シュンさん(中村俊輔)のような存在がいないのは痛い。今年はそれをみんなでやらないといけない。(松原)健は遜色なくやっていたと思う。(高野)遼も攻撃面で良い部分を出していたけど、ウチのSBとして出場するなら守備のところをもっと磨いていかないといけない」

MF 5 喜田 拓也

「前日は会見もあったのでトレーニングできなかった。厳しい状況でのゲームになったけど、いまの状態で何ができるか考えながらプレーしたい。インターセプトを狙うことや守備のスイッチを入れることを意識していた。それに関してはこれから練習や試合を重ねていくことでもっと良くなると思う。タカくん(扇原)とは声を掛け合いながら、ポジショニングを見ながらプレーした。タカくんを前にするようにして、自分が後ろを持つような形を保った。タカくんの展開力や前へ供給する力を出させるようなイメージだった。チームが苦しいときは必ずある。我慢しなければいけない場面もある。でも自分はそんなに悲観していないし、練習でもみんな前を向いてやっている。自分はこのチームの今年が楽しみ」

 

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DF 28 高野 遼

「90分は意外と大丈夫だった。前半は集中力が続いて悪くなかった。後半はメンバーが入れ替わったこともあって、連係の部分で少しズレがあった。もう少し時間帯を考えたプレーが必要だった。それでも今のコンディションを考えたら悪くなかったと思う。後半は前にヤマくん(山中)がいて、正直同じタイプだと思う。そのあたりで連係が難しかったけど、もう少し擦り合わせていけば良くなると思う。明後日の試合のことはわからないけど、今の感じだと行ける。いい準備をして臨みたい」

MF 18 遠藤 渓太

「自分としては手ごたえのあるゲームだった。サイドに張っていろと言われたけど、そこはタイミングを見つつ臨機応変に中に入ることも必要。あとは(高野)遼くんと動きを合わせるところの連係が共有できていなかった。今日のような相手とはアジアユースで対戦していたので、なんとなく雰囲気は分かっていた。去年のキャンプでも惜しいシュートが入らなかった。でも目の前の相手を抜くこともできたし、自分の成長を感じ取れる試合だった。ただ、(齋藤)学くんだったらもっとボールを持って、もっと仕掛けていたと思う。試合中も、学くんならこうするかな、と考えながらプレーしていた。大きな存在だけど、自分が結果を出していくしかない」

FW 19 仲川 輝人

「短い時間の出場だったけど結果を出せればいい。完璧なパスがきた。ゴールの形としても良かったと思う。タカくん(扇原)は自分を見てくれているし、パスのタイミングもコースも良かった。ああいうふうに簡単にゴールを取れたらいい(笑)。抜け出してシュートを打つだけは理想的。シュート場面は意外と冷静だった。入るときはそういうもの。自分としては幸先良い結果になった。ホッとした気持ちもある」

 

 

 

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