「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「相手の裏に抜け出す動きは最近の自分が身につけていること。チームのために結果を残したいし、チームの力になりたい」(久保)他 [神戸戦前コメント]

 

【試合に向けて】

アンジェ ポステコグルー 監督

「頑張りの部分は水曜日の天皇杯だけでなく先週のアントラーズ戦も良かった。その上で天皇杯はパフォーマンスもすごく良かった。PKがポストに当たる不運もあったし、違う日なら結果も出ていた試合だと思う。監督として、選手にあれ以上を求めることはできない。チームとして全員が良いパフォーマンスを見せた。連戦が続く中で11人だけでは戦えない。しばらく試合に出ていなかったマチ(中町)やユン(イルロク)、イッペイ(シノヅカ)が良いパフォーマンスを見せ、新戦力の久保や畠中も良かった。

(リーグ戦での15位という順位について)良い状況ではないことは理解しているし、その責任が監督にあることも分かっている。でも順位を上げるためには、今のサッカーを続けることが一番だと信じている。フォーメーションが変わったとしても、マリノスのコンセプトを貫けているかどうかが重要になる。

(久保の起用法について)水曜日はマリノスでのデビュー戦だったが、とても良かった。もう一度チャンスを与えたいし、明日はスタメンで使うつもり。中盤の真ん中は柔軟性を持ってやっていきたい。スタメンに誰をセレクトするかで配置は変わってくる。タカ(扇原)と(天野)純は水曜日しっかり休んでいるし、喜田も良い状態で、タケ(久保建英)は創造性があってアクセントになってくれる」

 

FW 16 伊藤 翔

「練習では守備の時にどうやって前から追い込んでいくかを確認した。でも実際の試合は練習とは違うし、相手もこちらに対応してくる。最後のところはピッチにいる選手がしっかり判断して戦うことが大事。攻撃では両ウイングバックがどれだけ高い位置を取れるか。それができないと、中盤の選手が前を向いた時に攻め手がなくなってしまう。相手には世界的な選手がいて、それによってJリーグの注目度が上がっているのはいいこと。でもピッチに立ったら相手チームの一人でしかないのであまり意識しない。DF陣は意識するかもしれないけど(笑)」

 

 

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DF 2 ドゥシャン

「自分は単純に負けるのが嫌い。だから試合に負けてしまった時は悔しい気持ちを表に出してしまう。試合中はその感情を抑えながらプレーしているが、試合が終わればもう関係ないので、そのままの自分でいる。負けた日は眠れない。何が足りなかったのか、なぜ失点したのか、どうすればチームを助けられたのか。そういったことを考えてしまう。でも次の試合はすぐにやってくる。気持ちを切り替えて明日の神戸戦に臨む。今は勝つことしか考えていない」

 

 

FW 15 久保 建英

「メンバーに入ればやれる準備はしている。より前での働きが求められるし、仕事が増えると思う。相手の裏に抜け出す動きは最近の自分が身につけていることでもある。動きのバリエーションを持ちつつ、最終的にいい位置でボールを受けたい。完璧な試合はない。いいプレーをしても、もっといいプレーを求めていくのは当たり前のこと。相手のことを気にしている余裕は個人的にない。天皇杯とリーグ戦は違うし、それぞれでチームの立ち位置も違うし、試合展開も変わる。でも勝ちが必要なのは変わらない。チームのために結果を残したいし、チームの力になりたい」

 

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