「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「上位に行くためにはフロンターレと鹿島、広島に勝たなければ」(齋藤)・「頭を使うゲームになる」(中町)」 [広島戦前コメント]

 

【試合に向けて】
エリク モンバエルツ 監督

「浦和という強い相手に0-0のゲームだったので、磐田戦ではもっと前へのプレーを選手に要求して、それができたと思う。アウェイで3連勝して、いいパフォーマンスを出せていると思う。攻撃面では中央のプレーを改善したい。守備は強みなので、これからも厳しさを持ってプレーしたい。それらができていたという点で磐田戦を評価したい。補強で加わった選手たちはチームが築いてきたものをマイナスにすることなくやっている。ただ、カイケはもっとできると思うので、もう少し時間が必要だ。
広島は今年も変わらずJのトップチームのひとつ。ただACLとの日程の問題やトップスコアラーのドウグラスが抜けた穴を埋めるのに苦労しているかもしれない。相手は攻撃のときに2ラインのような形になるので、こちらはプレッシャーをかけるのが難しい。だから広島がボールを持つ時間帯が長くなるかもしれない。浦和と広島の違いは、守備のときに広島のほうが下がって守るということだ」

DF 22 中澤 佑二

「僕らはまだ何も手にしていない。一度でも優勝を手にしてから内容を考えればいい。いまはとにかく勝ち続けることが大事。その中で少しずつクオリティを上げていきたい。広島戦もこの前の浦和戦同様タフなゲームになると思う。ボールを回される時間が長くなるかもしれないし、押し込まれる展開かもしれない。それでも粘り強く戦って、セットプレーやワンチャンスを生かして勝つ。相手のほうが完成度は高いので、僕らはそういうサッカーをするしかない」

 

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DF 13 小林 祐三

「この前のレッズ戦がいい練習になったと言えるようにしたい。広島のほうが、よりDFのところで相手を外してビルドアップできる。そこでウチの前の選手が防波堤になれるかどうか。防波堤になれない展開だと、守備は苦しくなる。そういうときはレッズ戦のようにゴール前で耐えしのぐ時間が長くなって、ゲームとしては難しくなる。シュンさん(中村)と(齋藤)学はウチのチームのゲームチェンジャー。二人が質の高いプレーを発揮すれば、おのずと良い方向に進む」

FW 9 カイケ

「磐田戦で初ゴールを決められたけど、正直言って特別な気持ちはない。いままでも自分の仕事はゴールを決めることだった。日々しっかり準備していれば結果は出る。だからゴールを決めることができたのも普通のことと捉えている。ただ、いい仕事をする上でメンタルはとても大事。試合の中では常に平常心を保たなければならない。だから毎日の練習から集中力を高め、試合で力を発揮できるようにしている。それによって試合でも自分の力が出せる。広島は昨年のチャンピオンチームということで、大事な試合が来るという気持ちでいる」

MF 11 齋藤 学

「広島には去年2回戦って2回負けている。今年のキャンプのときの練習試合でも何もできなかった印象がある。これから上位に行くためにはフロンターレと鹿島、それから広島に勝たなければいけない。自分はマリノスでタイトルを獲りたいと思っている。2014年の元日の天皇杯のように、前半の早いタイミングで先手を取る展開が理想。今回、広島はACLの遠征後で疲れているかもしれないけど、それは関係ない。ACLがあるのは強豪の宿命だし、自分たちがACLに出られないのは結果を出せていないから。今シーズンは結果を出す。だから大事な試合になる」

MF 8 中町 公祐

「レッズ戦のように相手のCBからシャドーに直接ボールを入れてくるようなら、そこのケースを消さないといけない。とりあえず左サイドをしっかり守ることが大事。(齋藤)学をミキッチと正対させずに高い位置に置きたい。ボールを奪ったあとに学のところで攻撃の起点を作りたい。ミキッチの後ろにいる塩谷も上がってくるので、学とどちらが攻撃の起点になるか。そこがポイントになる。明日の試合は頭を使うゲームになる」

 

 

 

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