「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

主将・喜田拓也が戦列復帰。 前節J1初ゴールの榊原とアンカー争いへ [J11節 磐田戦プレビュー]

 

 

リーグ戦6試合ぶりの勝利を目指す

 

ジュビロ磐田戦のポイントを「勝つこと」と単刀直入に語ったのは指揮を執るハリー・キューウェル監督だ。リーグ戦は5試合負けなしだが、直近2試合連続を引き分けで終えている。それだけではない。その2試合とも複数回のリードを奪いながらも追いつかれてしまった。もどかしい内容と結果を払拭するためにも、とにかく仕切り直しの勝ち点3が必要だ。

 

 

 

 

チームとしての調子や雰囲気は悪くない。リーグ戦と並行して開催されたACL準決勝を突破し、決勝の舞台に駒を進めたからにほかならない。「リーグ戦もACLもカップ戦も、すべてが大切な試合」と松原健。苦労が報われる結果はやはり最高で、チームとしての機運は間違いなく高まっている。

とはいえ当面の大目標がACL制覇になるのは当然のこと。5月11日に行われる決勝1stレグを見据えたマネジメントが必要になる。明日のジュビロ磐田戦が終わると中2日で浦和レッズ戦、そこから中4日でアルアインをホームで迎え撃つ。これまでの流れを踏まえると、中2日でメンバーを入れ替えないはずがない。ただ、中4日という日程は非常に際どい。

 

 

 

 

11日のACL決勝第1戦はホームゲームのため、移動の負担もない。ならば中4日でも十分にプレーできる状態に戻せるだろう。総合して考えると磐田戦経由アルアイン戦の選手と、浦和戦経由アルアイン戦の2パターンに分かれるのではないか。3連投する選手も若干いるかもしれないが、できるだけ余力を残してアルアイン戦に臨みたいのが本音だろう。

一方で、冒頭で述べたようにリーグ戦を軽視するわけではない。2戦連続ドローの嫌な流れを断ち切り、さらに勝利によって弾みをつけてACL決勝へ。それが指揮官とチームの描く青写真になる。

 

 

 

 

喜田と渡辺の起用法は

 

今週のトレーニングから喜田拓也と渡辺皓太が全体練習に合流した。両選手ともに試合に向けた準備に余念がない。長期離脱していたわけでもないので、いきなりの先発出場も視野に入る。負傷離脱について喜田は「多くを語る必要はなくて、プレーできる状態ということ」と短い言葉に力を込めていた。

 

 

 

 

ヨコエク

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