「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

マスカット監督は「ボランチの山根陸」を高く評価している。 本人も3番手に落ち着くつもりは毛頭ないはずだ [ルヴァン杯準々決勝1st 札幌戦プレビュー]

 

ベテラン實藤への期待

 

先週末の柏レイソル戦から中3~4日で8連戦が始まった。明日はルヴァンカップ準々決勝の1stレグで、北海道コンサドーレ札幌とのアウェイゲームに臨む。

小池龍太、小池裕太、畠中槙之輔と長期離脱選手が増えているのは痛い。さらにヤン・マテウスや角田涼太朗もリハビリ組で、ピッチに立てるのはもう少し先。今こそチーム一丸を求められる。苦しい現状にもケヴィン・マスカット監督は「見てのとおりメンバーが少なくなっている部分がある。簡単ではないが、小さくなったグループでも自信を失っていることはない」と前向きに話した。

 

 

中3日だけで終わるならメンバーを入れ替える必要はなくても、前述したように連戦はまだまだ続く。先を見通した時に負荷をかけすぎてはいけない選手、ポジションがある。「自分の考えでは、勝つためのメンバーを連れていく。そのうえでバランスを見ながら、フレッシュな選手も入れたいので、組み合わせを考えている」と指揮官が思案顔になるのも頷ける。オールメンバーチェンジは難しくても、間違いなく入れ替えはある。

最終ラインの、特に中央に負傷者が多いのだから、實藤友紀に出番が回ってくる可能性は高い。上島拓巳かエドゥアルドとコンビを組んで先発するだろう。フィールド最年長のベテランは「リーグで2連敗しているけどネガティブにならず、やることは変わらない。自分たちのメンタルや少しの修正を前向きにやっていけばいいと思うので、楽しみ」とチャンスに胸を高鳴らせていた。

 

 

 

柏戦ではビルドアップに問題を抱えていたが、柏と札幌では個々の性質も守備戦術も違う。一概に比較できないが、實藤に期待されるのは自身でボールを持ち出すアクションだ。

「自分で剥がすのか、味方を使いながら剥がすのか、いろいろな剥がし方がある。そういった意識を持たないといけないし、逃げるのではなく剥がしに行く」

 

 

気合い十分の背番号19がマリノスの空気を変える。

 

 

一森、實藤、そして山根の縦ライン

 

實藤とともにビルドアップに一役買うのはGK一森純か。

 

 

 

ヨコエク

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