ウイングの先発は宮市亮か、井上健太か。 GK一森純は次週以降の復帰が現実的 [J26節 柏戦プレビュー]
スタイルを貫き、ゴールを奪うのみ
前節に続いて残留争いの渦中にいるチームとの対戦だ。シーズン終盤の残り9試合という状況で、彼らはしぶとく勝ち点を狙うかもしれない。守備を固めてワンチャンスを狙ってくるのは当然の戦略で、マリノスとしては前節と同じ轍を踏むわけにはいかない。
ただでさえ柏レイソルとの前回対戦ではハイラインの背後を突かれ、特にサイドバックの裏のスペースを狙われた。ケアすべきポイントなのは当然で、リーグ屈指の個人能力を持つマテウス・サヴィオには要注意だ。
でも、だからといって守勢に回るわけがない。ケヴィン・マスカット監督が語気を強める。
「自分たちの戦いと相手の戦い方は違う。自分たちのやり方は攻撃的で相手陣地でボールを握ってチャンスを作り出したい。でも、それをたくさんやることで相手の裏の抜け出しは必然的に多くなり、相手の強さを引き出してしまうかもしれない。その両方があると思う。チーム全体として、ただ良いゲームではなく、ものすごく良いゲームをする必要がある」
相手の良さを消すために自分たちのやり方を変えることに意味はない。それよりもスタイルを貫き、ゴールを奪うのみ。フィニッシュで終わればカウンターを食らうリスクはなくなり、仮に攻撃途中でロストしても横浜FC戦の反省を生かしたリスク管理で対応すればいい。
畠中槙之輔に続いて角田涼太朗も別メニュー調整を余儀なくされている今、センターバックはエドゥアルドと上島拓巳にかかる期待と責任は大きい。
古巣戦でもある上島は「90分通してアラートにならないといけないし、前節を良い教訓にしないといけない」と気を引き締め直していた。
ウイングの軸はもちろんエウベル
気になるのは一森純の動向で、先週末から全体練習に合流している。ゲーム形式では持ち味のひとつであるコーチングで味方に指示を送るなど、試合勘に不安はなさそう。ただ、火曜日時点で指揮官は言葉を濁している。
(残り 629文字/全文: 1501文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ