プレッシャーをはねのけ、今の上島拓巳を表現する。 すべてはマリノスのために
屈辱の4失点にも、上島拓巳は前を向く。その視線は強く、鋭い。マリノスのセンターバックとしての責務を果たすため、歩みを止めることはない。
横浜FC戦の振り返りを求められると、静かに言った。
「前節は終わってしまったことなので、次の試合で覚悟や良いパフォーマンスを見せることが大事になってくる」
畠中槙之輔の長期離脱によって巡ってきたチャンス。加えて自身が望んでいたポジションで先発出場するのだから、これ以上ない見せ場だ。しかし、苦い結果に終わった。彼だけの責任ではないとはいえ、守備の中心選手としての自覚が甘えを許さない。
「結果のところも内容も自分自身も、まだまだだと感じている。90分通してアラートにならないといけないし、前節を良い教訓にしないといけない」
口を突いて出るのは反省の弁ばかりだ。
先制したにもかかわらず逆転を許した。相手のスーパーゴールと割り切ってもいいように思うが、勝敗の神様は細部に宿る。その前段階でできることはなかったのか、精査しなければいけない。
「逆転されたあとに、チームとして焦りがあったなと感じる。より攻撃、攻撃に意識が向いてしまって、悪い失い方で守備が整っていない中での失点だった。90分通してのマネジメントや落ち着きは必要だったのかなと思う」
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